親が手本を見せる
子供がお礼を言ったり謝罪したりできるようになるには、やはり親が手本を見せないとなりません。
社会に出て人間関係をスムーズにするためにも、これらの事が出来るようにならないとなりません。
ただ親が言わせようとしても、子供はなかなか言えません。
中には親がありがとうは?などと促すと言える子供もいますが、それは一時的なものであり、促す人がいなくなると言わなくなる子供もいます。
やはり親が謝ったり感謝したりするときは、どのような態度で言葉を使うのかを、手本を見せて子供にも身につけせていくのが一番良い方法です。
子供は親の真似をする
子供は親の態度や言葉遣いを見聞きして、自然と真似して覚えていきます。
ありがとうなどの挨拶の出来る子供は、その親も例外なく気持ちよく挨拶が出来ています。
小さい子供でも挨拶が出来るのは、親が日常的に挨拶を行なっており、自然と子供もそれを真似ているからです。
そのような家庭には、自然と挨拶をするという習慣が出来ているのです。
子供に挨拶をして欲しいと願う親は、まずは自分から挨拶を行なうようにすべきです。
逆に親の態度が悪かったり、親が汚い言葉を使えば、自然とそれは子供に伝わり、子供も真似してしまいます。
悪いことをしたら謝る子供に育てるなら、親も悪いと思う場合は謝罪すべきです。
これはあとあと成長していく子供にとっても、とても重要です。
特に言葉遣いは一度身につくと、なかなか変えることは出来ません。
言葉遣いが汚かったり悪いと、社会に出て他人からの印象は良くないでしょう。
場合によっては他人からの印象が悪く、人間関係にも影響してくるかもしれません。
親の姿を子供が見るのは学びの一環
恥ずかしがったりして謝ることが出来ない子供は、親の方がしっかりと心を込めて代弁して謝りましょう。
例え今回子供が謝ることが出来なかったとしても、次は出来るよ、などと励ましてあげましょう。
励まされて育った子供は、たとえ失敗しても次があると自信を持つようになり、親に支えられていると実感します。
また絵本やぬいぐるみを使って、いろいろなシーンで、どのような言葉をかけるのが良いのか、などと遊びを通して教えていくのも良いでしょう。
そして、まずは両親が子供に、手本を見せていきましょう。
これは夫婦関係でも同じであり、夫は妻に対してどのような態度をとっているでしょうか?
常に上から頭ごなしに命令するような家庭では、子供も謝ることなんて身についてはいきません。
妻と夫が仲良く暖かい家庭は、自然と子供の心も育んでいきます。
逆に夫婦関係が冷えているような家庭では、自然と子供の心もすさんでいきます。
まずは、子供に挨拶を教えるのと同時に、夫婦関係も見直してみると良いでしょう。