おしゃぶりはいつ卒業すればいいの

おしゃぶりを卒業する時期はいつ頃?

赤ちゃんが泣いている時や、なかなか寝ない時には、おしゃぶりが大活躍してくれます。
しかし、遅かれ早かれ卒業しなければいけません。
赤ちゃんの歯が生えてくる時期になると、おしゃぶりを使うことによって歯並びやかみ合わせが悪くなるケースもありますし、下の使い方とか唇の閉じ方という点においてもトラブルが起こりやすくなってしまうのです。

そうした口腔内の健康面から考えると、おしゃぶりを卒業するのは2歳前後を目安にするのが良しという専門家が多いです。
多くの親も、そうした点からこの時期になると早く卒業させなければいけないと考える人が増えます。

しかし、それまで赤ちゃんに安心感を与えてくれていたおしゃぶりをある日突然卒業しましょうと取り上げても、赤ちゃんにとっては理解できません。
不安な心が大きくなってしまうかもしれません。
具体的に、どんなふうに卒業させるのが良いのでしょうか?

おしゃぶりの卒業方法

おしゃぶりを卒業させるためには、おしゃぶりを欲しがる赤ちゃんに対してNOと言って与えないスタンスではなく、赤ちゃんが自ら「欲しくない」と思えるような環境を作るのがおすすめです。
例えばおしゃぶりによる満足感や快感を軽減する目的で、おしゃぶりのゴムの部分に切り込みを入れて噛みづらくしたり、ワサビなど子供にとって不快なニオイをおしゃぶりに少しだけつけるなど、おしゃぶりに細工をするという方法は多くの親が実際にトライしている方法です。
何を塗るかは工夫次第ですが、赤ちゃんが嫌いな味や臭いを選ぶのがおすすめです。

これまでおしゃぶりにベッタリだった子にとっては、ある日突然おしゃぶりを使わなくなるというのは抵抗があるかもしれません。
そんな子には、使う時間を減らしながら、少しずつおしゃぶりの頻度を減らすという方法もおすすめです。
例えば、外出する時にはもっていかず、寝る時にだけ使うという方法はいかがでしょうか。

どのタイミングにおしゃぶりを使わせるかという点は、ライフスタイルによって家庭ごとに異なるでしょう。
そのため、外出先で泣いたら使わせるのか、それとも寝る時にだけ使うのかなど、家庭ごとに一貫性を持たせることで赤ちゃんも新しいルールに慣れてくれます。

おしゃぶりの卒業過程においては、使いたいときに使えなくなることで赤ちゃんの情緒が不安定な状態となり、普段よりも泣くとか夜中に起きて泣くなど、親にとっては大変な側面があるかもしれません。
しかし、それはおしゃぶりを卒業する過程で多くの赤ちゃんが経験することです。
多くの場合、1週間ぐらいで赤ちゃんは新しい生活スタイルに慣れてくれることが多いので、イライラせずに温かく見守りたいものです。