子供に剣道を習わせるメリットと効果

敏捷性を身につけられる

剣道は、小さい子供でも習うことができ、体格に左右されません。
力があるから有利だとは限らず、力任せに行うスポーツではなく、技を競うのがメインです。
体の小さい子供でも、鍛錬すれば強くなれます。
また女の子でも、腕力に左右されないスポーツなので、体が小さくても習えます。
剣道は、体力や腕力に左右されず、誰でも習えるスポーツなのです。

剣道も空手と同じように、礼儀作法を学びます。
礼に始まり礼に終わるスポーツであり、試合を始めるときは礼をして、試合が終わった時も礼をします。
稽古でも挨拶は行うものであり、礼儀作法は重要です。
目上の人には敬意を持ち、対戦相手であっても尊敬の念を忘れず、礼儀が基本となっているスポーツです。

剣道では、腕力よりも、相手の動きを読む力と、素早く打つことや突くなどの動作が要求され、敏捷性が身につきます。
稽古では敏捷性を鍛えていくので、バランスの良い体になっていきます。
稽古を行うと、集中力や判断力、忍耐力なども求められるようになり、総合的に精神を鍛えるのに役立つでしょう。

防具に関して

剣道を行うならば、防具を用意します。
レンタルで貸し出しているところはないので、自分用の防具を一式揃えます。
小手や胴、剣道着や袴、竹刀など一式揃えると、5万円程度かかるでしょう。
初心者用にセットで売っているところもあるので、初めて習う方は、そのようなものを揃えても良いかもしれません。
高い防具もありますが、初心者の方は、まずは安い防具で始めると良いでしょう。

竹刀は壊れやすいので、人によっては2本揃える方もいます。
竹刀は消耗品となっており、数回使うと壊れることもあり、長くても数ヶ月しか持ちませんので、買い換えは頻繁に行います。

ちなみに胴や小手などの防具は、洗濯は頻繁に行えるようなものではありません。
稽古をすれば汗をかくので、防具はにおって臭くなるのは覚悟しておきましょう。
稽古をした後は、体も汗で臭いので、すぐにシャワーを浴びましょう。

手加減の無い稽古

礼儀作法を重んじ、道場の設備は良いとは言えないです。
冷房のあるようなところは少なく、夏は暑く、冬は寒いです。
稽古は裸足で行うこととなり、打ち込むなど何度も練習していくと、足にマメが出来ます。
稽古では、子供だからといって手抜きはせず、運動が苦手、話を聞けないなどの子供には厳しいでしょう。

お金は比較的かからないスポーツですが、竹刀の買い替えや、防具の買い替え、遠征での移動費などはかかります。
大会に参加するとなると、参加費も払うようになります。
夏は暑いだけなのでまだ良いですが、冬となると寒く、裸足で稽古をするので、余計に寒く、子供のモチベーションを維持するのが大変かもしれません。