他人事ではない!子供のいじめを見抜くには

教育現場の問題

子供が元気がなければイジメに遭っているのかと、親は心配になるものです。
子供が学校でイジメに遭っていると、親に言えれば解決の道も探しやすいですが、なかなか子供はイジメに遭っていても、進んで言おうとはしません。
どうしてもイジメというのは陰湿であり、喧嘩と違い体に傷などつく場合が少なく、言葉などの精神的なイジメが多いです。

どうしても子供にもプライドや羞恥心はありますので、親には相談しにくいものです。
となると学校で責任を持って現場がイジメの対処をすればいいのですが、学校でも先生がイジメに対処してくれるケースは少ないです。
そのために、子供が先生に相談するというようなことも、少ないのです。

またイジメ自体が陰湿で、本人以外にはわからないように行なわれることも多いので、たとえ先生が生徒の様子が変だと思っても、イジメの証拠などを見つけるのが難しいというのもあります。

そうなると、親が子供の変化に気づいてあげるしかなく、日々の様子の変化を観察していくといことになります。
また場合によっては、他の子供の親から聞いてみるなどすると、子供がぽろっとどこかでイジメに遭っていたと言ったのを、聞いているという人もいるかもしれません。

子供のイジメのサインを見逃さない

子供は親にも先生にも相談せず、イジメを受けてもそのまま我慢する、ということも珍しくありません。
このために、親が子供のイジメのサインを見逃さず、キャッチすることが大切となってきます。

・ただいまの声が小さい
・普段より話し声が小さい
・服にカバンの跡が付いている
・文房具などをよくなくしている
・ノートなどに馬鹿などと落書きされている
・おこづかいの減り方が早い
・親の財布からお金がなくなっている
・朝登校するのを嫌がる

イジメのサインとしては、いくつもあり、親としては普段と違う部分を如何にして見つけていくかというのが、とても重要となります。
また~はどうなの?~はどうしてる?などというYES/NOで答えられないような質問をしてみるのも良いかもしれません。
何気ない会話をすることで、返事の仕方や声の調子の変化があるかもしれません。

学校への対応

もしもイジメを子供が受けていると察知したら、次には学校に対応を求めたり、相談することもあります。
しかし感情的に学校に怒鳴り込みにいくのは得策ではありません。
学校はイジメを隠蔽しようとする可能性もあるということを、肝に銘じて対策を行なわないとなりません。

・学校に相談する場合は、イジメという言葉を使わない
・子供の被害を具体的に訴える
・親一人で行かず、出来れば誰かを見方に巻き込む
・けんか腰にならず、一緒に解決したいという姿勢を見せる

このような対応方法になりますが、あまりにもイジメの内容が酷い場合は、訴えて裁判を起こすことも検討するべきかもしれません。