絵本の知育効果

絵本が子育てにもたらす効果

今はテレビやスマートフォン、パソコンなどでいつでも動画が観られるようになりました。
昔と比べると、子どもたちもいろんな映像に触れる機会が増えています。
しかし、子育てしていく上で、今でも絵本は必要であるという声があります。
絵本は子育てにどんな効果があるのでしょう。

テレビやスマートフォン、パソコンなどの情報は、子どもが受け身で楽しめる世界と言えます。
映像が流れているところにいれば勝手に情報を受け取っていることになります。
しかし絵本は子ども自身が受け身では楽しめない世界なのです。

子どもは、絵本を読むことで登場人物の気持ちを想像するようになります。
このことで登場人物の疑似体験をしているのです。
そして喜怒哀楽を感じ、心の変化がわかることで感情が豊かになります。
さらに想像力をアップさせ、感受性豊かで優しい人になるでしょう。

絵本はこうして選ぼう

子どもに絵本の読み聞かせをしてあげたいけれど、絵本の種類が多すぎてどれを選べば良いのかわからないという人は、まず自分が読んでみたいと思った本を選んでみましょう。
この絵本を選ぶのが正解ですというものではなく、楽しさを重視します。

この絵本は楽しかったのか、またイマイチだったのかは子どもが教えてくれます。
「この絵本、どうだった?」と子どもの表情を見たら表情でわかります。
たとえまだ話せない0歳児でも表情を見ればわかるようになります。

ある程度大きくなった子どもは気に入った絵本を何回も読んで欲しいと選んで持ってきます。
何度も読んだものであっても、子どもが望んでいるのなら読んであげるようにしましょう。
親がいくら良い絵本だと思っていたものでも、子どもが気に入らなかったら無理強いしないようにしましょう。
絵本の読み聞かせの時間は「子どもが楽しい時間」にすることが大切です。

絵本の読み方のコツ

子どもに絵本を読んであげるのは難しいと思っていませんか。
大げさに読む必要は全くなく、自分が心地良いと思えるように読むと良いです。
親も子どもと一緒に絵本を楽しむようにしましょう。

義務感だけで読んでいるとその感情を子どもは敏感に感じ取ります。
大人が楽しんでいると感じたら子どもも夢中になってくれるので、リラックスして読むようにしましょう。
また、読み聞かせの時間はこれに集中し、親もスマホを触らない、テレビも消すなどして絵本に集中します。

読み聞かせをする時は子どもの反応を見ながらします。
ゆっくりと、所々強弱をつけて読んであげると子どもも楽しんでくれます。
どんな絵本がおすすめなのか知りたい時は、図書館に行ってみるのも良いです。
司書の方に尋ねると絵本のことを教えてくれますし、読み聞かせの時間もあるので大いに参考になるでしょう。