生ものや水銀を多く含む魚は要注意
妊娠中は自分の体はもちろんですが、お腹の赤ちゃんのことも考えて生活しなければなりません。
つわりが落ち着いていれば普通に食事を摂ることができますが、食べ物によっては母体や赤ちゃんに悪影響を及ぼすものがあります。
絶対に食べてはいけないということではないですが、控えた方が良いとされるものがあります。
それが、生ものや水銀をたくさん含んでいるとされる魚です。
生ものというのは生魚や生肉、生卵、生の貝、そして明太子などです。
生魚を使ったにぎり寿司もそうです。
知られていないのが生ハムやナチュラルチーズも妊娠中は控えた方が良いでしょう。
生ものというのは食中毒のリスクがあるからです。
妊娠中は免疫力が低下することがあるため、食中毒になる危険性があります。
また、マグロやメカジキ、金目鯛などは水銀が体内に残っている魚で、食べるとその水銀が取り込まれます。
水銀は体内に残留しますし、妊娠していれば赤ちゃんにも水銀が送られ、何らかの影響を受ける恐れがあります。
1週間に一度、切り身の半分から一切れくらい食べるのであれば問題はありませんが、好きな人は食べ過ぎる恐れがあるので妊娠中はしばらく我慢した方が良いでしょう。
ビタミンAの摂り過ぎに注意
妊娠中はなるべくいろんな栄養素をまんべんなく摂りたいと考えるものですが、妊娠初期に摂り過ぎると良くないとされるものもあります。
それが、ビタミンAです。
ビタミンAは必要なものではあるのですが、過剰摂取すると赤ちゃんの耳の形態異常が増えるとされています。
通常の食事で過剰摂取になることはあまりないのですが、ビタミンAを多く含むうなぎやレバーを大量に食べ続けると過剰摂取となる心配があります。
また、食事の他にサプリメントを飲んでいるような場合、ビタミンAの過剰摂取になる可能性があるので注意が必要です。
もしサプリメントを飲むのであれば、含まれている成分をよく確認しなければなりません。
辛いものは控えめに
辛いものが好きな人がいますが、妊娠中はこれも控えた方が良いでしょう。
キムチやタバスコなど、たくさん食べると胃が荒れることがあり、胃痛で他の食事が摂れなくなる心配があります。
人と比べて自分は辛党で、香辛料を追加して食べるような人は注意が必要です。
辛い物が大好きでも、妊娠中は控えるようにしましょう。
お腹の赤ちゃんのためだと考えれば、控えることはできるはずです。
妊婦が食べてはいけない物としてこうして挙げていますが、絶対食べてはいけないというものではありません。
しかし、お腹の赤ちゃんに何らかの影響があるかもしれないということならしばらく我慢した方がいろいろ心配することもないでしょう。