過保護にならない
一人っ子の子供を持っている親としては、宝物のように可愛く、まさしく目に入れても痛くないような状況の場合が多いです。
イメージとして、親が依存または子に依存したり、一人の世界に引きこもりやすいなどというネガティブなイメージを持つかもしれません。
ただ一人っ子だとしても、そのようなデータも実証もなく、必ずしもそうだとは言えません。
しかしどうしても一人っ子だと、家族全員の関心が向いてしまします。
あまり父親は子育てに参加しないことも多いですが、両親と祖父母と暮らすような家庭では、母親からも愛情を受けて世話を受け、祖母も可愛がる、さらには祖父も可愛がるというような場合もあります。
大切に育てようとする反面かもしれませんが、これでは子供が自立できず、成長しても一人で何も出来ないような大人に育っていく可能性もあります。
特に高校や大学卒業後に、一気に社会に出ると家庭と社会の違いに、衝撃を受けるような子供までいます。
・行動を見守る
一人っ子の子供を育てるにしても、重要なのは子供が何かする時に手伝うのではなく、それを見守るということです。
失敗しないように手助けするのではなく、失敗してもよいので、そこから学ばせるようにします。
そうすることによって、子供は何事も一人で行なおうとし、失敗してもくじけず前に進むようになります。
また、失敗してもくどくどと説教をするようなことはせず、叱るのは大切ですが、極端にならないようにしましょう。
さらには母親にしても祖母にしても、子供の行動をすべて把握して見ていたいというような親もいますが、これも子供には良くありません。
中には学校まで付いていく、就職面接まで一緒に行くような親もいますが、ついていかずに、一人で行なわせるようにしましょう。
多くの子供と触れあう
早い時期から育児サークルなどに参加し、子供が他の親や子供と接していくと、自然と社会性も身につき、一人でも寂しがりません。
時にはサークルなどの友達を泣かせたりすることもありますが、相手の気持ちを考えたりする良い機会になります。
保育園に入園させるつもりなら、早めに入園させても良いかもしれません。
特に母親が仕事をしているなら、仕事の合間は保育園に行かせても良いでしょう。
小さい頃から大人に囲まれると、年下の人物への配慮が欠けるような子供もいますが、心配なら植物でも育てさせると良いです。
毎日水をあげて世話をさせることで、小さい力のないものへの接し方もわかってきます。
水をあげないで枯れさせてしまったら、お水をあげないから枯らしてしまったと教えましょう。
一人っ子を育てるなら、手をかけすぎない、社会に早めにならしておくということが重要です。