子供に英語を習わせるメリットと効果

早い時期から英語の発音に慣れる

人間は生まれたときは、どの国の言葉でも習得できるように、脳みそは柔軟になっています。
しかしそれが、その国での生活を行い、1つの言語のみを聞くようになると、脳みそはその言語のみを習得し、他の言語は習得しにくくなります。
特に日本であれば、日本語と英語の発音は大きく違うので、一度日本語の発音に耳や脳みそが慣れてしまうと、英語を覚えるのは大変です。
その一例が空耳であり、空耳は英語を正しく聞いて覚えるには、とても不都合と言えるでしょう。

生まれてから出来るだけ早い段階で、英語を習うようになると、英語の発音にも耳や脳みそが慣れていきます。
小さい頃から英語に慣れていると、いざ英語を習得して覚えようというときに、覚えやすいのです。
また、小さい頃から英語を習うと、英語を話すときにも英語の発音をしやすく、ネイティブに近い発音も可能となります。

英語を習う方法

小さい頃から英語を習わせたいならば、今はいくつもの方法があります。
本格的に英語を覚えるならばやはり海外に長期間住むのが良いですが、他にも英語に触れる機会は、日本でも沢山あります。
まずはもっとも一般的な英語教室です。
英語教室でも、ネイティブの先生が教えているような場所もあり、単語やローマ字など基本から学べます。
通信教育という方法もあり、教室に通わなくても、自宅で英語を学ぶことが可能です。
こちろの通信教育でも、ネイティブの方に教わることも出来ます。

ちなみに、小学生に入る前ぐらいまでの子供は、英語を習うにしても、文法など論理的に考えて覚えるのではなく、音を聞いて覚えます。
まさしくそれは、生まれた子供が、親からにほんごの発音を聞いて、日本語を覚えるのと一緒です。
英語を身につけさせたいならば、出来るだけ早い頃から、英語教室に通わす、または英語に触れる機会を設けることです。

英語漬けにするぐらいが必要

もしも、子供の頃から、日常会話が話せるぐらい英語を覚えさせようと思うならば、週に何回かの数時間の英会話教室では、不十分です。
週に数時間英語に触れるぐらいでは、単語を覚えることは可能ですが、話せるぐらいなるのはほぼ無理と言っていいでしょう。

話せるぐらいに覚えさせるには、1日の大半の時間英語に触れるぐらい、英語漬けにしないとなりません。
本気で英語を覚えさせたいなら、英語を基本に授業を行うプリスクールに通わせる、1年程度親子留学として、海外に滞在するなどがよいでしょう。
最近はアジアの物価の安い国を対象とした語学留学もあり、アメリカやヨーロッパに留学するよりも費用が安くなっています。
ただ小さい頃から英語漬けにするなら、日本語も覚えられるように、日本語とのバランスも考えてあげましょう。

子供に水泳を習わせるメリットと効果

体をバランス良く鍛えられる

子供にスポーツを習わせようと思うならば、水泳はとても適しています。
水泳は、水の中に入り体を動かすスポーツであり、体全体を使うので、全体の筋肉を効率よく鍛えられます。
また浮力がある中で体を動かすので、関節や骨に負担をかけずに、体を鍛えていけます。

全身の筋肉を効率よく鍛え、水の中で体を動かすことは、思った以上に大変なものです。
筋力や体力、持久力の中でも、特に水泳は持久力を鍛えるのに適しています。
心肺機能が向上するので、持久力も高まり、他の運動にも良い影響を与えます。

水泳を行うことは、全身の筋肉をコントロールしながら泳ぐので、全身の筋肉の緊張状態を細かく制御し、これによって脳みそも刺激します。
体に良いばかりでなく、脳みそにも良いのです。

水の中で泳ぐこと

水泳を習うと、やはり水の中で泳ぐことが身につきます。
初めて水泳を行う子供ならば、まずは水の中に入り、水を恐れないようにすることから始めます。
水を恐れなくなれば、次はいよいよ泳ぐことを身につけていきます。
そして、家のお風呂や、学校の授業のプールも平気になります。

泳げるようになると、達成感を感じる子供も多く、精神的にも強くなれます。
本来水は人間にとって、命の危機に追い込む対象であり、本能的に苦手だと感じてしまいます。
しかし、この苦手を克服すれば、他の苦手なことも克服しようとするようになり、立ち向かう精神も養われるのです。
泳ぐだけの水泳ですが、実は多くのことを身につけられるスポーツでもあります。

初めて水泳を行うならば、水中ウォーキングなどもあり、水が苦手であると思うならば、泳ぐ以外のことから始めても良いでしょう。
0歳ぐらいから始めるならば親と一緒に水の中に入り、2歳以上になれば、一人でもスイミングスクールに通い泳ぐことは可能です。

子供の気持ちを考える

水泳は、プールで泳ぐので埃の心配が無く、喘息の子供でも通えます。
しかし、いくら親が通わせたいと思っても、子供の気持ちをまずは考えてあげましょう。
子供が嫌がっているのに、無理に通わせるのは逆効果であり、親にもストレスがかかります。
水の中に入るので事故が起きないとは限らず、嫌々やると事故になるかもしれません。

体調の悪いときは無理せず泳がず、安静にして体を回復させることに努めましょう。
怪我をしているときも、水の塩素によって悪化することがあるので、避けた方が良いかもしれません。
傷がなくても、プールの塩素が気になる方は、泳いだあとは、しっかりとシャワーで体を洗い流し、塩素を洗い流しましょう。
多くのスイミングスクールの教室には、シャワーも併設されているので、泳いだ後に使うと良いでしょう。

子供同士のけんかの上手な仲裁

まずは様子を見る

子供同士が喧嘩していれば、ペットのようにお互いを連れ出して取り上げるわけにはいきません。
特に兄弟がいるような家庭では、子供同士の喧嘩も多いので、親もどうすべきか悩むこともあるでしょう。
2人ぐらいならまだしも、3人や4人子供のいる家庭では、喧嘩も多くて大変です。

全体的に子供のいるような家庭を見ると、喧嘩が起きてもあえて止めないという親が多いようです。
どうしても兄弟喧嘩は、子供同士が1つの屋根の下で暮らせば避けては通れませんので、毎回親が止めるわけにもいかないというのもあります。

親としても、出来るだけ本人同士で解決できるようにと、様子を見るというような場合も多いです。
喧嘩が始まっても親は黙って見ておき、暴力が発展し怪我しそうなときだけ仲裁するということも多いです。
また子供の泣き方が本気になったときも、止める親も多いです。

また、子供の喧嘩など親が割りいっても止まるはずがないので、最初から止めることはせず、言いたいことを言って口で伝えるのも大切なので、好きにやらせるという考えの親もいます。
ただ髪を引っ張ったり、洋服をひっぱたりすると、止めるようにはします。

兄弟げんかは社会の中で人間関係を築いていくのにも役立ちます。
どのようなことをすれば相手が嫌がるのか、どの程度までなら挑発してよいのか、などもわかってきます。
それに加えて、相手を叩いたり暴言を言うと、相手は傷つくということも理解しますので、これもとても重要です。

やんちゃ盛りの子供がいるような家庭だと、一度喧嘩が始まると、親はいつか終わると思っても、終わる気配なしに続くようなこともあります。
そのような毎日の喧嘩に親がいちいち対応していては、親自身が疲れるので、口けんか程度だと好きにやらせておくという家庭も多いです。
ただいっこうに終わらず手に負えないという場合は、一番上の子供に言うことを聞かせて、むりやり丸く収めて終わらせるような場合もあります。

子供の言い分を代弁する

子供同士の喧嘩は、口げんかでネチネチと言い合うということも多いです。
子供でも喧嘩すると興奮し気持ちが高ぶりますので、何を言っているかもわからず言うような場合もあります。
そんなときは、親が子供の言い分を代弁するような家庭もあります。
不満をしっかりと親が変わってはき出すことで、子供の気持ちも落ち着くのです。

また子供同士が、何を原因でけんかをしいるのかというのを、親がしっかり子供の言い分を聞いてあげて、解決案を提示すると、子供はあっさり喧嘩を止めるということもあります。
あまりにも、子供同士の口げんかがネチネチと長引くなら、親が言い分を聞くのも良い方法です。
やはり子供にも通したい筋があるので、それを示してあげるべきです。

共働きと専業主婦、子育てママにとって良いのは?

出産後に決めても遅くない

仕事をするか、専業主婦になるかは、産休中など出産を迎えるときに決めても遅くはありません。
また出産後に、子供の様子や育児をしてみてから決めても、自分の環境を考えやすく決めやすいです。

家計が大変だと働かないとならないということも多いですが、仕事をするならパートタイムでも問題ありません。
今は自宅でも仕事が可能となっていますので、在宅の仕事を探してみても良いでしょう。
将来子供を持とうと思って、すぐに決める必要はないです。

ただし働くとなると、子供の預け先を探さないとなりません。
金銭的に余裕があるなら、預けておくためのお金もそれほど家計にダメージはないでしょう。
また出産後の必要な金額などを計算し、いくらぐらい必要で今どれぐらい足りないのかなども算出しておくと、働くべきかどうかも決まります。
妊娠中に悩むような女性も多いですが、焦らずにじっくりと考えていくべきです。

働く場合と専業の場合

・働く場合

子供を出産してから働くとなると、社会との関わりを持てます。
金銭面でも収入がありますので、家計を助けることにもなるでしょう。
夫ばかりに稼がすことがないので、夫とも対話しやすくなるかもしれません。
子供が小さい間は、会社の休憩室などで自分の時間も取りやすくなります。

ただどこかの託児所などの子供を預けるとなると、仕事中に託児所から電話がくることもあります。
子供が急に風邪を引いて、急いで迎えに来て欲しいなどとの連絡もあるかもしれません。
働いていると、子供の心配をしながら働かないといけないということもあります。

今まで働いていて、妊娠を期に産休をとるような女性は、社会に取り残されてしまうのではないか、会社での自分の席が無くなるのではないかという心配がでるような人もいます。
このような不安を持つ女性は、子供を預けてでも仕事をした方が良いです。
また仕事を行なうと気分転換も出来、育児のストレスも軽減できるというメリットもあります。

・専業主婦になる場合

一番のメリットは、子供といる時間が持てるという事でしょう。
子供が体調を崩してもすぐに病院に連れて行くこともでき、成長過程も毎日見ていけます。
逆に働かないので、収入は夫のみとなりますが、その点は家庭でよく話し合って、妻は働かなくても大丈夫が確認しておけば良いでしょう。
ただし、社会から切り離されるので、不安が出たり、育児で疲れることは多いです。
社会への不安はあまり気にならず、育児に専念したいというのであれば、専業主婦が向いています。

このようにして働くにしても、専業主婦になるにしても、それぞれにメリットとデメリットがあります。
どうすべきかはゆっくり考えても問題ないですが、やはり金銭面で大丈夫かどうかも大きな課題となるでしょう。

他人事ではない!子供のいじめを見抜くには

教育現場の問題

子供が元気がなければイジメに遭っているのかと、親は心配になるものです。
子供が学校でイジメに遭っていると、親に言えれば解決の道も探しやすいですが、なかなか子供はイジメに遭っていても、進んで言おうとはしません。
どうしてもイジメというのは陰湿であり、喧嘩と違い体に傷などつく場合が少なく、言葉などの精神的なイジメが多いです。

どうしても子供にもプライドや羞恥心はありますので、親には相談しにくいものです。
となると学校で責任を持って現場がイジメの対処をすればいいのですが、学校でも先生がイジメに対処してくれるケースは少ないです。
そのために、子供が先生に相談するというようなことも、少ないのです。

またイジメ自体が陰湿で、本人以外にはわからないように行なわれることも多いので、たとえ先生が生徒の様子が変だと思っても、イジメの証拠などを見つけるのが難しいというのもあります。

そうなると、親が子供の変化に気づいてあげるしかなく、日々の様子の変化を観察していくといことになります。
また場合によっては、他の子供の親から聞いてみるなどすると、子供がぽろっとどこかでイジメに遭っていたと言ったのを、聞いているという人もいるかもしれません。

子供のイジメのサインを見逃さない

子供は親にも先生にも相談せず、イジメを受けてもそのまま我慢する、ということも珍しくありません。
このために、親が子供のイジメのサインを見逃さず、キャッチすることが大切となってきます。

・ただいまの声が小さい
・普段より話し声が小さい
・服にカバンの跡が付いている
・文房具などをよくなくしている
・ノートなどに馬鹿などと落書きされている
・おこづかいの減り方が早い
・親の財布からお金がなくなっている
・朝登校するのを嫌がる

イジメのサインとしては、いくつもあり、親としては普段と違う部分を如何にして見つけていくかというのが、とても重要となります。
また~はどうなの?~はどうしてる?などというYES/NOで答えられないような質問をしてみるのも良いかもしれません。
何気ない会話をすることで、返事の仕方や声の調子の変化があるかもしれません。

学校への対応

もしもイジメを子供が受けていると察知したら、次には学校に対応を求めたり、相談することもあります。
しかし感情的に学校に怒鳴り込みにいくのは得策ではありません。
学校はイジメを隠蔽しようとする可能性もあるということを、肝に銘じて対策を行なわないとなりません。

・学校に相談する場合は、イジメという言葉を使わない
・子供の被害を具体的に訴える
・親一人で行かず、出来れば誰かを見方に巻き込む
・けんか腰にならず、一緒に解決したいという姿勢を見せる

このような対応方法になりますが、あまりにもイジメの内容が酷い場合は、訴えて裁判を起こすことも検討するべきかもしれません。

子供に悪影響を及ぼす食生活とは

孤食

最近は、両親が共働きであり、夕食の時間になっても家には子供一人であり、両親の帰宅が遅くなるような家庭もあります。
そんな家庭では、予め親が夕食を作って子供に食べさせる、または弁当などを用意して食べさせる家庭もあり、いつも子供の夕食は一人というところもあります。

子供にとっては食事の時間は家族団らんの時間であり、一人で食べるということは「孤食(こしょく)」とも呼ばれており、子供の成長には悪影響を与えます。
単にご飯を食べるだけでなく、母親や父親とのコミュニケーションの時間でもあり、子供が1日何をしたか知る時間でもあります。

家族と食べて団らんすることは、子供の心の安定にもなり、食べることが子供は好きになります。
しかし一人で食べれば当然寂しく、良い影響を与えることはありません。
出来るだけ母親や父親は、子供と一緒に食事をする時間を設けて、出来るだけ家族みんなで食事はするべきです。

子どもに悪影響を与える食習慣

・一人で食事をする

ライフスタイルの変化によって、子供が一人で食事するということが増えています。
特に朝食となると「孤食」という一人で食事をする子供が多く、これは親が子供が食べているものを把握しにくくなり、また子供の好き嫌いも増やしやすく、発育に必要な栄養が不足している場合もあります。

一緒に親が食べないので、マナーを教えることも出来ません。
特に小さい頃から一人で食事をしている子供は、協調性や社会性が欠けている場合が多いのです。

・食べる量を少なくする

朝食を食べない、ダイエットのために少なくする、などのことであり、必要な栄養が足りなくなる可能性があり、成長期の子供にとっては良くありません。

・好きな物ばかり食べる

自分の食べたいものだけ選んで食べるのは、好き嫌いを増やし、わがままの原因にもなります。
また栄養が偏るので、健康にも良くありません。
これは子供が一人で食事をするときばかりでなく、家族で食事をしていてもえり好みする子供もいます。

・米を食べない

パンやスパゲティなど、小麦粉中心の食品ばかり食べて、お米を食べない子供です。
粉の食品は柔らかく噛む力を弱らせ、カロリーが高く太りやすくします。
また最近では小麦粉は、品種改良の小麦と、昔ながらの古代小麦があり、品種改良品はアレルギーを引き起こす原因ともなり、摂取すべきでないとも言われています。

・同じ物ばかり食べる

同じ決まった物しか食べない子供であり、これもやはり栄養に偏りが出ます。
また肥満や生活習慣病の原因ともなり、同じものばかり食べると、単純な味になれて味覚障害になる可能性もあります。

・味の濃い物ばかり食べる

塩分や糖分の多い食品ばかり食べる子供です。
味が濃い物ばかり食べると塩分や糖分の摂り過ぎとなり、肥満や生活習慣病の原因となり、味覚障害にもなりやすいです。

子供に朝ごはんをしっかり食べさせるには

朝ご飯が学力に関係する

朝は子供は眠くて食欲が出ず、なかなか起きずにいて、起きてもご飯をあまり食べないというような家庭もあるかもしれません。
子供にとっても、子供でなくても人間誰でも、朝起きるとその後は夜まで1日活動をしますので、朝ご飯は1日をスタートさせる活力となります。
やはり朝ご飯を食べないと、そのまま空腹の状態となり、昼間まで活動を行ないますので、体にはあまり良くありません。

また朝ご飯を食べることで、人間の体は目覚めて、これから活動を開始しようと準備するので、やはり朝ご飯を抜くのは良くないです。
さらに朝ご飯を食べずに、空腹のまま昼ご飯を食べると、昼ご飯の栄養を十分に体に取り込もうとして、太りやすい体質にもなってしまいます。

学力調査を行なった結果としても、朝ご飯を食べている子供は、正解率が高いという結果も出ています。
朝食を食べていない子供の多くは、朝の体調が悪いと答えており、イライラしやすいという傾向もあります。
朝ご飯を食べると、心身の状態が安定しますので、そのまま学校に行くと授業にも集中しやすいのです。

朝ご飯を食べやすくする

・食べやすい食材を朝ご飯にする

まず朝ご飯を子供が食べるようにするには、食べやすい食材の食事にして、食べにくい食材は避けるべきです。

・レタスなどペラペラしたもの
・トマトなど口に残りやすいもの
・えびやイカなど硬いもの
・きのこやこんにゃくなど弾力のあるもの

このような食材は、子供にとって食べにくいと感じることもあるようです。
これらの食材を避けて朝食を作ると良いかもしれません。
子供によっても和食と洋食どちらが好きかという傾向もあるので、朝はパンにするかご飯にするか決めると良いです。
小さい子供だと歯が生えそろっていないので、食事もしにくいということもあります。

パンにするならフランスパンなどは避けて、柔らかいパンを小さめに切って与える、ご飯ならおにぎりにして食べやすくする、など子供でも食べやすいように工夫すると良いです。
特に子供は大人ほど口が大きくないので、食材は小さくして食べやすくしてあげると良いです。

・早寝早起きをする

時間がない中で朝ご飯を食べるのは大変なので、子供は是非とも早起きをして時間あるゆっくりした中で食事をした方が良いです。
このためには夜も早めに寝るべきであり、早寝早起きを心がけましょう。
ただ頭では理解していてもなかなか行動できないという場合もあるでしょう

寝る前に本を1冊読んでから眠るなど行動のリズムを作る、寝る時間が近くなったらテレビを消すなど環境を整える、などのことを行なうと子供も眠りやすくなります。
特に眠る前の行動を決めておくと言うのは、早寝するのに大変役立ちます。

他の子供と比べない子育てとは

個性を見つめる

兄弟のいるような家庭だと、ついつい親は意識していなくても、子供同士を比べてしまうのはよくあることです。
お姉ちゃんのときは・・・、お兄ちゃんのときは・・・、などというように比べることもあります。
また一人っ子の家庭でも、他の子供と比べるようなことも多々あります。
あの子は大きな声で話しているのにお前は声が小さい、などというように比べます。

比べると子供自身は傷つくことが多く、比べられるとたとえばお姉ちゃんのようにしっかりしよう、と考えるのではなく、お姉ちゃんばかり褒められている、自分はダメだ、などと考えるようになります。

こうした気持ちにさせないためにも、~ちゃんはしっかりしているのに、と比べるのではなく、今は~しようね、などというようにするべき事を具体的に語りかけるべきです。
比べるのは親もその子供に、そのようになって欲しいと願っているからでしょうが、上を見るときりがありません。
あの子は上手くできているのにお前は出来ていない、と比べると、逆に子供は「違うあの子は出来ていないから自分も良いのか」などと考えるかもしれません。

その子の個性を伸ばすことを考える

上の子供が出来ていることを下の子供は出来ないこともあるかもしれません。
しかし逆に上の子供が出来ていないことを下の子供が出来る場合もあるでしょう。
兄弟などでもそれぞれ個性があり、一人一人に人格がありますので、それぞれの良さを見つけて、その個性を伸ばしていくようにすべきです。

兄弟がいるような家庭では、もちろんそれぞれの子供が兄や弟を意識し、競争するような場面もあり、自主性などを育てるのにはとても役立ちます。
しかし、そこに親が割りいって比べてしまうと、とたんに子供は親から差別されたと感じてしまうのです。

比べると叱る回数も増える

他の子供が親が気になってくると、その子供の行動で何故出来ないの?という気持ちが自然と芽生え増えてしまいます。
そうなると、何かにつけて何故出来ないの?となり、叱る回数も増えて親のストレスも増えるばかりです。

もちろん、子供にもやるべき事は行なわせないとならず、時には叱らないといけません。
しかし他人と比べて基準をそこに持っていくのと、子供自身の行動を見て基準を付けるのは別になります。
子供自身が才能などを伸ばせるようにすべきであり、個性や才能は子供の内側にあるので、他人と比べるのは間違いです。

あまりにも親が他と比べるようになって子供にしつこく言うと、そのうち子供は親と口も聞かなくなるかもしれず、親から離れていってしまう可能性もあるのです。
他人と比べると才能が伸びず、逆に才能を潰すことにもなってしまいます。

子供の迷子、予防策と対処法

どんな場所でも油断大敵

気温が高くなってくると、子供も外に出る時間が長くなり、親と買い物やレジャーに行くようなことも多くなります。
子供はどこに行っても落ち着きがなく、珍しい物や興味のある物を見つけると、その方向に一心に向かい、親のことなど考えません。

子供はそのまま親とはぐれてしまうと、どうしたらよいかわからず泣きながらオロオロするということもあります。
少しの間子供が迷子になったとしても、探すと1時間以上も見つからないということもあります。

これは日本なので迷子になっても子供は見つかる確率は高いですが、海外になると一度迷子になると見つからないと覚悟しておくべき、だとも言われております。
アメリカでは年間で二十歳未満の子供の失踪は50万人以上と言われています。

迷子になったときの対応を子供に教える

まずは子供に迷子になったときはどうするのか?誰に助けを求めるのか?ということを教えましょう。
子供に聞いてみて、「通りがかった人に助けを求める」「泣いて誰かが気づいてもらうまで待つ」などと答えてはとても不安です。

もしも通りがかった人がそのときは子供の面倒を見ても、数時間連れ回したり、最悪の場合はそのままどこかに連れて行くことも考えられます。
お店があればコンビニやお店に入って、店員さんなどに助けを求めるなどするように教えましょう。
今なら24時間営業のコンビニはどこにでもあるので、一番良い方法かもしれません。

・迷子札を持たせる

迷子のときのために、日頃から子供が被っている帽子や、持っているカバンに名前を書くのは、連れ去ったりする犯罪に繋がりやすいので、行なうべき対策ではありません。
このようなことを行なうと、不審者から声をかけられやすくなってしまいます。

そこで普段から迷子札を用意し、そこに名前と連絡先を記載し、鞄などに入れて子供に持たせましょう。
普段から外に出して誰にでも見せる必要はないので、いざと言うときには活用するように子供に教えるのです。
もしも迷子になって、不審者に連れ去られそうになるのを防ぐために、防犯ブザーを持たせても良いです。

リードで繋ぐ

最近はペット用のみならず子供用のリードも販売され、日本でも普及してきています。
子供と外出するときは、このようなリードで繋げて一緒にどこかに連れて行くのも良いかもしれません。
人間の心理としては、他人から見るとペットのように扱って嫌だという方もいます。

しかし、迷子になって不審者に連れ去られることを考えるよりは、よっぽど良いかと思われます。
また子供が2人3人といるような場合や、母親と父親で交互に面倒を見るときなど、子供の扱いが慣れていない父親がどこかに連れて行ってあげるときなど、利用すると良いかもしれません。

子供の「イヤイヤ期」上手く乗り越えるには

子供の自我を育てる大事な時期

子供のイヤイヤ期は反抗期となり、親にとっては聞き分けなく苦労する時期です。
この時期になると、うまくごまかしていたことが通用しなくなったり、大声を出したり、足をばたばたさせたりと、とにかく反抗します。
家の中のみならず、外に行っても同じ行動をしますので、周囲の目も親は気になるでしょう。

しかし子供にとっては、反抗期は自分を形成する大切な時期であり、自分の考えと欲求を、癇癪など起こして表現し、自由に主張できるようになる大切な時期です。
つまりは子供は成長している証拠でもあるのです。

そうは言っても、いくら成長の証でも、好き勝手にさせるわけにはいきません。
自由に反抗したとしても、だめな物はだめと教えないとならず、好き勝ってさせれば我が儘になり、子供が成長してから苦労するのは確かです。
親も子供も戦わなければならない時期であり、苦労する時期の1つでしょう。

親がダメというと、子供はやりたいことを出来なくなり、葛藤も発生します。
特に怒りを頻繁に持つような子供は、イヤイヤをする回数が増え、親は反抗と思うので辛くなることも多くなり、親子間の葛藤も出てきます。

イヤイヤ期を乗り切る言葉

心理的に子供がイヤイヤをする時に、上手く乗り切る言葉があります。
即効性はありませんが、繰り返すことで有効的に働き、少しは親の葛藤や怒りも収まるはずです。

・図星を言う
癇癪している子供の気持ちを言葉にして言ってあげると、子供は自分の気持ちが伝わったと実感します。
そして葛藤に気づき、怒りが収まりやすくなります。

・2つ先の予定を言う
これをやったらこうするからね、という感じで予め次にやりそうなことを言い、さらにそれを行なったらこうすると言うのです。
子供の心を落ち着きやすくして、日常的に続けると予測が立てやすく、落ち着いて親も対応しやすくなります。

・しようと言う
ダメという代わりにしようと言うのです。
走ってはダメよりもゆっくり歩こうと言い、子供はこの方が理解しやすいです。
癇癪を起こしている原因よりも、魅力的な提案をすることも効果的です。

・カウントダウンする
すぐにダメだ、やめろ、というのではなく「あと3回だからね」などと回数を言うのです。
気持ちの切り替えが難しい子供にも有効です。

・肯定の言葉を言う
いつも出来ていることでも「今日は出来たね」と褒めたり、「またやろうね」と声かけすることも重要です。
大人が上手く褒めることで、子供も理解されていると実感し、心が落ち着きやすくなります。

・実況中継する
今子供がしていることを、実況中継してみましょう。
言葉を言動として表現すると、言動を言葉にする方法を子供も覚えて癇癪を起こしにくくなります。

ただ親がイライラしていると、冷静になれないことも多いので、出来れば周囲の助けも借りながら対応した方が上手くいきます。