赤ちゃんのお座りの時期は

お座りができる時期は何か月ごろ?

赤ちゃんの成長は、その子によって異なります。
そのため、ほかの子がこのぐらいの月齢でお座りができたけれど自分の子供はまだできないからと言って、焦る必要は全くありません。

一般的にお座りができる時期は、生後6か月から7か月ごろが多いです。
首が座る成語3か月ごろからお座りをしようとトライする子もいますが、マイペースな子もたくさんいます。
赤ちゃんは首が座ると、寝返りをうつなど様々な体勢をとれるようになります。
それと同時に腕や背中の筋肉が発達することで、お座りという姿勢も自然にとれるようになります。

赤ちゃんは生後5か月から6か月ごろに、大体首が座って寝返りできるようになる子が増えます。
この時期ですでにお座りができる子もいますが、平均よりもかなり早いと言えます。
筋肉が発達することでお座りができる子もいれば、うつ伏せの状態が嫌でお座りの姿勢をとりたがる子もいます。
この時期は、赤ちゃんがお座りをしそうな気配が全くなくても心配する必要はありません。

赤ちゃんが生後6か月から7か月ぐらいになると、多くの子は首が座って寝返りをマスターしますし、お座りできる子も増えるでしょう。
しかし、まだお座りした状態で姿勢が安定しないため、両手でバランスを取ろうとしたり手を前について体を安定する子は多いです。
安定したお座りができるようになるのは、多くの場合で生後7か月から8か月あたりです。
お座りした状態でしばらく座っていられたり、座った状態でおもちゃを手に取って遊べる子も出てきます。

お座りの練習の方法

お座りは、赤ちゃんの成長に伴って自然とできるようになります。
そのためほかの子と比べて一喜一憂するのではなく、その子の成長を喜ぶというスタンスで、焦らず慌てずの気持ちでいたいものです。

お座りは、特に練習したからと言って早くマスターできるわけではありません。
しかし、お座りすることで視界が変わり、楽しくわくわくする世界が広がっていることが分かれば赤ちゃんは興味をもってお座りしたいという気持ちになるかもしれません。
その時には、座った状態で後ろに転倒しないようにサポートのクッションを置くなど、工夫することも可能です。

お座りの練習方法は、赤ちゃんを座らせた状態で体を前傾に維持するという姿勢を教えることが効果的です。
赤ちゃんの前におもちゃを置くことで、赤ちゃんが体を前傾にしておもちゃに手を伸ばします。
それが、お座りの練習となります。

お座りの練習というよりは、お座りをする際に必要な背中や腕の筋肉を鍛える方法だと考えたほうが分かりやすいかもしれません。
ただし、お座りの練習を無理にやらせるとお座りが嫌いな子になってしまうリスクがありますから、注意しましょう。

赤ちゃんはどうして夜泣きするの

赤ちゃんが夜泣きをする理由

赤ちゃんの夜泣きとは、生後3か月から4か月あたりに始まるもので、明確な原因が分からないまま夜になると泣くという症状です。
生まれたばかりの新生児も夜に泣きますが、新生児の場合には昼夜の区別がなくお腹がすいたりオムツが濡れたりすることで泣くため、夜泣きとは区別して考えることが多いです。

赤ちゃんの夜泣きは、はっきりとした原因が分からないというケースがとても多いものです。
そのため、親にとっても何をすればよいか分からなかったり、何をしても泣き止んでくれないために親の方が悩んでしまうことも珍しくありません。

泣き止ませる方法はある?

赤ちゃんの夜泣きを泣き止ませるためには、いろいろな方法を試行錯誤しながらその子の気持ちを落ち着かせる方法を見つけることが大切です。
その子によって方法は異なりますが、ほかのママさんたちが上手くいった方法を真似しながら、自身にぴったりの方法を見つけたいものです。

まずトライしてみたい1つ目の方法は、おむつを替えてミルクを挙げるというものです。
濡れたオムツよりも新しいオムツのほうが、赤ちゃんにとっては快適です。
それに、ミルクを飲むことによって安心感を得られれば、赤ちゃんは落ち着いて泣き止むかもしれません。

2つ目の方法は、親がそろそろ自分も眠りたいなという時間になったら、ミルクをたっぷり飲ませて赤ちゃんのお腹を満たしてあげるというものです。
母乳で育てている赤ちゃんの場合には、ミルクが足りなくて夜中に泣いてしまうことが少なくありません。
そのため、寝る前にたっぷり飲ませることによってお腹がすくまでの時間を長く引き伸ばせるでしょう。

3つ目の方法は、抱っこするという方法です。
明確な原因が分からなくても、赤ちゃんの気持ちが不安定になっている場合には、抱っこすることで落ち着かせることができるかもしれません。
ママさんの中には、夜泣き対策として赤ちゃんを抱っこした状態で母子ともに寝る技を身に着けたという人もいます。

抱っこしたまま寝なくても、添い寝するだけでも赤ちゃんが安心して泣き止むことは少なくありません。
もしも別室で寝ている赤ちゃんの夜泣きが大変で眠れないというママさんは、赤ちゃんの隣で添い寝してみることをおすすめします。
夜泣きはずっと続くものではないので、添い寝が癖になって一人で寝てくれなくなってしまう心配はそれほどする必要はありません。

4つ目の方法は、寝室の環境を快適にするというものです。
室温や湿度をチェックするほか、寝具が暑すぎたり寒すぎないかという点もチェックすることをおすすめします。
赤ちゃんが眠る環境から不快な要素を取り除くことで、赤ちゃんが泣かずに済む環境へと近づけることも可能です。

おしゃぶりはいつ卒業すればいいの

おしゃぶりを卒業する時期はいつ頃?

赤ちゃんが泣いている時や、なかなか寝ない時には、おしゃぶりが大活躍してくれます。
しかし、遅かれ早かれ卒業しなければいけません。
赤ちゃんの歯が生えてくる時期になると、おしゃぶりを使うことによって歯並びやかみ合わせが悪くなるケースもありますし、下の使い方とか唇の閉じ方という点においてもトラブルが起こりやすくなってしまうのです。

そうした口腔内の健康面から考えると、おしゃぶりを卒業するのは2歳前後を目安にするのが良しという専門家が多いです。
多くの親も、そうした点からこの時期になると早く卒業させなければいけないと考える人が増えます。

しかし、それまで赤ちゃんに安心感を与えてくれていたおしゃぶりをある日突然卒業しましょうと取り上げても、赤ちゃんにとっては理解できません。
不安な心が大きくなってしまうかもしれません。
具体的に、どんなふうに卒業させるのが良いのでしょうか?

おしゃぶりの卒業方法

おしゃぶりを卒業させるためには、おしゃぶりを欲しがる赤ちゃんに対してNOと言って与えないスタンスではなく、赤ちゃんが自ら「欲しくない」と思えるような環境を作るのがおすすめです。
例えばおしゃぶりによる満足感や快感を軽減する目的で、おしゃぶりのゴムの部分に切り込みを入れて噛みづらくしたり、ワサビなど子供にとって不快なニオイをおしゃぶりに少しだけつけるなど、おしゃぶりに細工をするという方法は多くの親が実際にトライしている方法です。
何を塗るかは工夫次第ですが、赤ちゃんが嫌いな味や臭いを選ぶのがおすすめです。

これまでおしゃぶりにベッタリだった子にとっては、ある日突然おしゃぶりを使わなくなるというのは抵抗があるかもしれません。
そんな子には、使う時間を減らしながら、少しずつおしゃぶりの頻度を減らすという方法もおすすめです。
例えば、外出する時にはもっていかず、寝る時にだけ使うという方法はいかがでしょうか。

どのタイミングにおしゃぶりを使わせるかという点は、ライフスタイルによって家庭ごとに異なるでしょう。
そのため、外出先で泣いたら使わせるのか、それとも寝る時にだけ使うのかなど、家庭ごとに一貫性を持たせることで赤ちゃんも新しいルールに慣れてくれます。

おしゃぶりの卒業過程においては、使いたいときに使えなくなることで赤ちゃんの情緒が不安定な状態となり、普段よりも泣くとか夜中に起きて泣くなど、親にとっては大変な側面があるかもしれません。
しかし、それはおしゃぶりを卒業する過程で多くの赤ちゃんが経験することです。
多くの場合、1週間ぐらいで赤ちゃんは新しい生活スタイルに慣れてくれることが多いので、イライラせずに温かく見守りたいものです。

成長の証「後追い」

後追いとはどんな行動?

赤ちゃんは、生後9か月ぐらいになってハイハイしたり歩けるようになると、親がどこに行ってもついてくる「後追い」という行動をすることが増えます。
これは赤ちゃんの成長過程において異常なことでも不思議なことでもなく、どんな子でも多かれ少なかれ後追いをすることが多いです。
目に入れてもいたくないほど可愛いわが子でも、トイレの中までついてこようとするのでは、親は疲れてしまうかもしれません。
たまには一人でホッとできる瞬間が欲しいと思う人もいるでしょう。

後追いの行動は、お母さんの後をどこでもついてくるだけでなく、お母さんの姿が見えなくなると不安で泣いたり情緒が安定しない様子となってしまいます。
その子によって後追いの度合いは大きく異なり、ひどくなると親がストレスを抱えてしまうケースもあります。

後追いが始まる時期はいつぐらい?

後追いが始まる時期は、赤ちゃんが一人で移動できる月齢ぐらいからスタートすることが多いです。
ハイハイをする月齢や歩けるようになる月齢はその子によって異なりますが、他人の顔を認識できて人見知りが始まる時期になると後追いも始まる傾向があります。

後追いは、パパとママ以外の人に対して人見知りをするケースもあれば、たまに見る友人などは大丈夫などその子によって異なります。
中には、ママに対してだけ後追いをして、パパに対しても人見知りしてしまう子もいます。

実際に後追いが始めるのは、赤ちゃんがハイハイなど自身で移動できるようになってからです。
しかしそれよりも前に、人見知りの症状が出ることは多いです。
例えば、パパとママ以外の人に抱っこされると大泣きするとか、赤ちゃんから見えない場所に親が言ってしまうと大泣きするなど、親がそばにいない事や、他人がそばにいることに対して不安を感じる症状は生後4か月ぐらいから始まります。

後追いは赤ちゃんが健康に成長しているしるし

赤ちゃんの後追いは、度合いがひどくなると親にとって大きなストレスになってしまうことが少なくありません。
キッチンで食事の準備をする際にもおんぶをしていなければ大泣きする子がいたり、ママ以外の誰にも抱っこさせない赤ちゃんもいます。

しかしそうした行動もまた、赤ちゃんの成長過程においては必要なプロセスです。
子供の成長とともに後追いも自然と消滅することが多いですし、一生続くわけではありません。
そのため、あまり心配せずに穏やかに対応したいものです。

赤ちゃんが後追いをする時期には、親の行動が家の中でも外でも制限されてしまうことが多いものです。
そんな時には、無理にアレもコレも片づけようと頑張らずにできる範囲でできることをするというスタンスでも良いかもしれません。

うつぶせ寝を防ぐ寝返り防止クッション

寝返り防止クッションって何?

寝返り防止クッションとは、赤ちゃんが寝ている時に使用するベビーグッズです。
赤ちゃんは、早ければ2か月ごろ、多くの場合には生後6か月ごろで寝返りを覚えます。
赤ちゃんの初期の成長のサインとして寝返りがあり、多くのパパとママは赤ちゃんの寝返りを楽しみにしているものです。

赤ちゃんが寝がえりをすると、うつぶせ寝の状態となってしまいます。
寝返りができる赤ちゃんでも、月齢によっては自身で元のあおむけの状態に戻ることはできません。
うつ伏せになった赤ちゃんが顔を横に向けることができないと、窒息してしまうリスクがあり、とても危険です。
そうした事故を防ぐために活躍してくれるのが、寝返り防止クッションなのです。

寝返り防止クッションは、赤ちゃんが絶対に寝返りできないように体を固定するというものではありません。
赤ちゃんを挟み込むクッションは、両サイドが高めになっていて赤ちゃんが寝がえりを打ちづらくしてくれます。
首がまだ座っていない赤ちゃんや、寝返りをうっても元に戻れない赤ちゃん、そしてお座りができる月齢など、赤ちゃんは毎日少しずつ成長しながらできることが増えていきます。
赤ちゃんの成長過程に合わせて使えるアイテムとして、寝返り防止クッションはぜひおすすめです。

寝返り防止クッションのメリット

寝返り防止クッションは、寝返りをしづらくするメリットがあります。
常に赤ちゃんのそばにいて注意を払っている人でも、少しの間トイレに行ったり食事の準備をする際には、赤ちゃんから目を離してしまうことがあるかもしれません。
寝返りを軽減してくれる寝返り防止クッションを使えば、安心感がアップするのではないでしょうか。

寝返り防止クッションはまた、おむつ交換の時に使えるというメリットもあります。
両サイドが高くなっているクッションなので、赤ちゃんを両側からすっぽりとやさしく固定し、おむつ交換している時の赤ちゃんの寝返りや動きをコントロールしやすくなります。

パパとママも寝ている夜間にも、寝返り防止クッションは活躍してくれるメリットがあります。
親が寝ている間に赤ちゃんが寝がえりをするのではないかと心配だと、親は疲れていても熟睡できないかもしれません。
寝返り防止クッションがあれば、多少の安心感を得られるでしょう。

寝返り防止クッションの注意点

寝返り防止クッションを使う際には、寝返り防止クッションが確実に赤ちゃんの寝返りを防止できるものではないことを理解する必要があります。
使っている間に赤ちゃんの位置がずれてしまうと、クッションの中で赤ちゃんが寝がえりをうつ可能性は十分にあります。
寝返り防止クッションがあるから絶対に大丈夫、というわけではありません。

また、サイズが合わなくなると赤ちゃんにとっては寝返り防止クッションが窮屈な存在となることもあるでしょう。
赤ちゃんは成長に合わせて体を動かすことがとても大切です。
必要な時にだけ寝返り防止クッションを使い、そのほかはできるだけ赤ちゃんが自由に動ける時間と空間を確保したいものです。

なぜ子供はアンパンマンが大好きなの

子どもがアンパンマンを好きな理由とは?

子供たちに大人気のアンパンマンは、日本人なら知らない人はいないテレビアニメのキャラクターです。
ジャムおじさんが作ったアンパンに命が宿ったことで誕生したアンパンマンは、仲間のパンたちと共に街の平和を守るため、バイキンマンと戦うというストーリーです。
分かりやすいストーリー構成で、基本的には一話完結で楽しめるため、小さな子供に大人気のキャラクターとなっています。

アンパンマンは子供向けアニメとしてはロングセラーな作品です。
2009年にはすでに放送1,000回を達成し他ことに加え、登場したキャラクターの数も2,200以上という充実さです。
ちなみに、このキャラクターの豊富さにかけては世界中のアニメを見ても群を抜いており、2010年にはギネス記録となりました。

子供たちがアンパンマンを好きな理由にはたくさんの理由がありますが、1つ目の理由はキャラクターがどれも可愛いという点です。
顔のデザインがシンプルなので、子供たちがお絵かきでアンパンマンを描くこともできます。
また、キャラクターの表情が分かりやすいという点も小さな子供に人気の理由と言えるでしょう。

2つ目の理由は、ストーリーが単純明快でわかりやすいという点です。
最初から誰が正義の味方で誰が悪者かが分かっているため、正義の味方に感情移入して応援しやすいのです。

3つ目の理由は、身近なキャラクターという点です。
主役のアンパンマンはアンパンをモチーフにしていますし、ほかのキャラクターもパンやどんぶり、そして鍋など、子供たちが日常生活の中で目にする機会が多いものがたくさん登場します。
親近感を得られるため、キャラクターを理解しやすく応援したくなるのでしょう。

4つ目の理由は、自身もヒーローの真似ができるという点です。
アンパンマンの得意技であるアンパンチやアンキックなどは、小さな子供でも真似しやすい動きです。
小さな子供が家の中でスーパーヒーローごっこをしやすいという点でも、人気なのです。
お母さんやお父さんと家庭でアンパンマンごっこをする際にも、動きを覚えやすくて楽しめるという点で人気です。

何歳ぐらいから好きになるのか

アンパンマンは、就学前の子供たちに人気があります。
その中でも圧倒的な人気を誇るのは0歳児から2歳児ぐらいです。
このぐらいの年齢の子供にとっては、分かりやすいアンパンマンのキャラクターやストーリー構成がしっくりくるのでしょう。

そうした点を踏まえ、この年齢の子供を対象にしたおもちゃや絵本、アパレルや雑貨などには、アンパンマンをモチーフにしたものがたくさんあります。
小さな子供にとっては、大好きなキャラクターがプリントされた服を着たり食器を使ったり、アンパンマンのおもちゃで遊ぶことによって、毎日の生活の中にワクワクを見つけられます。

子どもの高さの感じ方

子どもは高いところが危ないと感じていない?

大人で高所恐怖症の人はたくさんいますが、小さい子どもは高いところにいても平気で下を覗いたりしています。
どちらかというと、高いところが好きなのかと思うような行動をとります。
公園などで遊んでいても、高いところに上って親を焦らせたり、下で見守る親がヒヤヒヤしたりといったことが多いです。

実は、小さい子どもは高いところは怖いとあまり感じていないのです。
ある国の大学で実験を行った結果、大人と子どもでは高いところでも違うものに怖さを感じることがわかりました。
大人が高いところに立つと、「高い、落ちそうで怖い」と感じ、どれくらい高いかで恐怖を感じます。

一方子どもは「高さ」よりも「狭い幅」の方に恐怖を感じるのです。
ハイハイをしている赤ちゃんでも、高いところにある幅の広い橋はすいすい進んで行きましたが、同じ高さのところにあっても幅の狭い橋は進まなかったのです。

子どもが怖がるのは幅で、それは落ちるかもしれないから怖いのです。
落ちるのは嫌だ、けれど高いのは怖くないというのが子どもの感じ方です。

大人が気をつけてあげよう

大人は「高い、怖い、危ない」と感じますが、子どもは「狭い、怖い、危ない」と感じています。
純粋に下に落ちる確率を考えてみると、高いから落ちるというよりも、足元が狭いから落ちると考えている子どもの方が正しいように思えます。
大人は、落ちた時のダメージの大きさを考えて恐怖を感じているのです。

子どもは高いところが怖くないのだといって高いところに上がって遊んでいるのを傍観するわけにはいきません。
しかし、子どもなりに足元に気を配り、落ちる危険性を考えて遊んでいることに気づくかもしれません。
ここまでなら大丈夫、これ以上いくと危ないというのを子どもなりに判断している姿を見ることができるでしょう。

今までなら高いところに上っている子どもを見たらすぐに「危ない!降りなさい!」と叫んでいた親御さんも、もうちょっと様子を見ようと思えるかもしれないです。
しかしながら、子どもの転落事故も起きていますから、小さい間は大人が気をつけてあげないといけません。

高いところにあまり恐怖を感じない子どもは、どんどん高いところに上がっていく可能性があります。
気づいたら降りてこられないようなところにいたのでは親も助けに行けなくなりますから、子どもが小さい間は目を離さないよう、見守るようにしましょう。
子どもは成長と共に大人と同じように高いところが怖い、危ないと感じるように変化していきますが、小さい間は大人とは違うところに恐怖を感じているのを理解してあげると子育ても楽しくなることでしょう。

おねしょはどのようにすれば止まるの?

おねしょは叱らないことが大切

昼間は自分でトイレにいっておしっこができるのに、夜になるとおねしょをしてしまう、もうすぐ小学校なのにおねしょが治らないと悩んでいる親御さんは多いです。
おねしょが続くと布団干しや洗濯物も増え、イライラしてつい叱ってしまったと反省しているお父さん、お母さんもいることでしょう。

おねしょと昼間のおむつはずれは全く別のもので、昼間のおむつがはずれているからおねしょもしないということはありません。
子どもがおねしょするのは、抗利尿ホルモンが成長している途中だからです。
抗利尿ホルモンというのは、夜寝ている間はおしっこを抑える働きがあるものです。
子どもが小さい時はこの抗利尿ホルモンが未熟であるため、夜でもおしっこがたくさん作られてしまい、膀胱から溢れ、おねしょになるのです。

ホルモンの分泌が順調になれば、寝てからおねしょまでの時間が長く空いたり、尿の量が少なくなってきます。
子どもはおねしょをしようと思ってしたわけではありませんし、また頑張りが足りないからおねしょをしてしまったというわけでもありません。

子どもは子どもで「またおねしょをしてしまった」と傷ついているので、ここで叱ってしまうとプレッシャーをかけることになり、良いことはありません。
「あら、またやっちゃったかぁ~」と笑って大らかにいてあげると子どもも安心します。

生活習慣、眠りのリズムを整えよう

おねしょをしないようにと夜中に寝入っている子どもを起こしてトイレに連れて行っていませんか。
おねしょをして欲しくない、治って欲しいと願ってのことですが、この方法は正しくありません。
夜にぐっすり寝ている時に抗利尿ホルモンは盛んに分泌されます。
寝ているのを無理に起こすと抗利尿ホルモンの分泌に影響が出ますので止めた方が良いのです。

夜にぐっすり眠ってもらうためには、三食きちんと食べる、昼間は元気に遊ぶ、寝る直前にスマホやテレビを見せないなど、規則正しい生活習慣を身につけさせます。
また夕方以降は大量の水分摂取は控えるようにします。
夕方以降にたくさん水分を摂ると、夜間尿量の増加になります。
午前中はたっぷり水分を摂り、夕食までに300mlから500ml、夕食後から寝るまでには200ml以内にすると良いでしょう。

また、体が冷えたりするのも良くありません。
就寝前にお風呂に入って温まるとか、夏場なら冷房の設定温度に気をつけるなどして、冷えておしっこに行きたくなるようなことがないようにしましょう。

小さい時のおねしょは治りますから、焦らず見守るようにしましょう。
もしも小学校に上がる直前でもおねしょの尿量が多いとか、毎晩おねしょをする、便も一緒に出てしまうなどの時は小児科に相談することをおすすめします。

靴のかかとを潰すようになってしまったら

なぜ子どもは靴のかかとを踏む?

ふと気づいたら、たいてい子どもは靴のかかとを踏んでいます。
「かかとは踏んではいけません」といつも注意していても、あまり効果がありません。
なぜ子どもは靴のかかとを踏むのでしょう。
実はこれには、子どもなりの理由があるのです。

1つ目は、サイズが小さくなったからです。
子どもの成長は目を見張るものがあります。
特に小学校の間は、あっという間に大きくなって靴もすぐにサイズが合わなくなります。
子どもがかかとを踏んでいるのを見て、サイズアウトだと気づくことも多いです。

2つ目は早く履きたいからです。
早く教室に行きたい、早く校庭に出て遊びたい、早く家に帰りたい、などの理由で靴をきちんと履かずにかかとを踏んで走って行ってしまいます。

そして3つ目は「お母さんがいつも早く履きなさいって言っている」からです。
玄関でゆっくり靴を履いていたら、次に出る人が履けないので「早くして!」とつい言っていませんか。
子どもはまたお母さんにせっつかれるから踏んで出ちゃえ!となるのです。
子どもが靴のかかとを踏むのは、子ども自身の理由だけではなさそうです。

かかとを踏んで履くとどんな影響がある?その対策は?

ではかかとを踏んで履くと何か影響はあるのでしょうか。
健康面と精神面に影響があると言われています。

靴のかかとはご存じのように固くなっています。
これは履いて歩く時にかかとを安定させるためです。
それを踏み潰して履いてしまうと、かかとは固定されず歩く衝撃で靴がブレてしまい、無意識につま先に力が入っています。

つま先に体重がかかるため、すねの骨が痛くなったり、ハンマートゥや巻き爪になったりします。
足のどこかが痛くなったら、歩き方もおかしくなりますし、それでかえって体のあちこちに痛みが出る可能性があります。
正しい歩行ができなくなるかもしれません。

精神面では、靴のかかとを踏むことで、子どもは靴を大切にしなくなります。
かかとを踏むと当然靴は変形しますし、すぐに傷んでしまいます。
ボロボロになった 買ってもらえると考えてしまうのです。

物を大事にすること、これはお金を出して買っていることをきちんと伝え、持っている物は大事にしないといけないと理解させなければいけません。
かかとを踏ませないためには、靴のサイズが合っているかをこまめにチェックすることと、子どもがお気に入りだという靴を選ばせ、大切に履くことを教えます。
きちんと履くことがかっこいいことだと教えると案外素直になってくれます。

メーカーによっては、かかと踏みつけ防止機能を付けた上履きやスニーカーを販売しています。
この靴は、もしかかとを踏んだとしても違和感があり、5分程度踏むと痛くなるものです。
こういったものを選ぶのも良いでしょう。

足によくない上履き用シューズ

上履きのメリット、デメリットとは

日本の多くの学校では、上履きに履き替えて校内へ入るような指導を行っています。
外の汚れを中に持って入らないためとか、衛生面を考えてといった理由で決められたようですが、上履きの靴は子どもの足のことを考えるとあまり良いものとは言えません。
ちょうど成長期にあたる時期に正しい「足育」をしたいところなのですが、小学校で上履きを履くようになった子どもに対し、大人はどう対応すれば良いのでしょう。

まず、上履きのメリットとデメリットを見てみましょう。
メリットは外の汚れを室内に持って入らないことが一番でしょう。

そして上履きは比較的安価です。
そのため買い替えも容易にできますし、子ども全員が同じものを履くので、「あの子はいい靴を履いている」とか「あの子はずっと同じ靴を履いている」などというような経済格差があらわれることがありません。
また、汚れたらジャブジャブ洗えるというのもメリットになるでしょう。

一方デメリットは、子どもが一人で履きやすくするために履き口が広く、柔らかくなっているので子どもの足が支えられないのが一番のデメリットです。
また、上履きはすべて同じなので子どもの足の形に合ったものが選べません。
中にはスリッパタイプの上履きを導入している学校もあり、これだとすり足になって正しい歩き方ができないといったデメリットがあります。

上履きを履くようになったらここに注意

きちんと上履きの形に足がフィットすれば良いですが、足の形は子どもによって違います。
幅が狭い子もいれば幅広の子もいます。
足の幅が上履きとフィットしないと、足の形が変わってくる可能性があります。
足に合わない靴を履いているとすり足になることもあり、足の力をつけることが大切になります。

学校にいる間は上履きを履くのは仕方がないので、学校の行き帰りや普段家で履くものは足に合ったものを選ぶようにします。
そして正しく履いた靴でよく歩き、スポーツをすることもおすすめします。
家では足の指の体操をするなどして足の形が変形してしまわないように心がけましょう。

足の指の体操は、足の指でじゃんけんをします。
グー、チョキ、パーを足の指で作ってみましょう。
親子でやってみると良いでしょう。

小さいときの足育はとても大切です。
親が気を配り、できるだけ家庭で足育のことを考えてあげるようにしましょう。
小学校の間は足に正しくフィットした靴でできるだけ歩かせたり、スポーツをさせることが足育になります。

成長してすぐに履けなくなるからと大きめの靴を買って履かせることがありますが、足育のためにはそれはあまり良くないことなのです。
足の形が変形すると、正しい歩き方ができなくなるので注意が必要です。