楽しく音楽が楽しめるキーボードのおもちゃ

キーボードおもちゃの楽しみ方

キーボードおもちゃは、知育おもちゃとして人気があります。
ピアノやオルガン、エレクトーンなどにはまだ早い年齢でも、コンパクトで場所を取らないキーボードおもちゃなら、どの家庭でも購入しやすいのではないでしょうか。

キーボードおもちゃの多くは3歳以上の子供を対象としており、音を楽しめる年齢であることを前提としたスペックとなっています。
実際にキーボードおもちゃを購入するユーザーの中には、子供の年齢が1歳ぐらいという人もいますが、その多くは「鍵盤をたたいて音を出すことがリトミック教育になる」と考えています。
キーボードおもちゃにはいろいろなものがあり、キーをたたいて音を出すシンプルなタイプがある一方で、ボタンなどでプレ録音されたリズムも併せて楽しめるより本格的なタイプなどもあります。

キーボードおもちゃの知育効果

キーボードおもちゃには、高い知育効果が認められています。
小さなころからキーボードおもちゃを通して音に触れることによって、音楽の基礎や音感の概念を身に着けられます。
ピアノを習うと頭がよくなるという専門家はたくさんいますが、これはピアノを弾く際には瞬時に頭で考えながら指を動かすため記憶力を活性化できるという効果があるからです。
ピアノではなくキーボードおもちゃでも、考えて鍵盤をたたいて音を出すというメカニズムは同じですから、記憶力の活性化やトレーニング効果が期待できます。

キーボードおもちゃは、ほかの玩具と比較するとやや大きめのサイズが多いものです。
クリスマスや誕生日などのプレゼントとして、祖父母が孫に対して購入するというケースが多いです。
手頃な価格で購入できるアイテムも多いので、ギフトとして課長するのもおすすめです。

おすすめのおもちゃはこれ!

キーボードおもちゃには、おすすめの商品がたくさんあります。
その中でも特に人気が高いのは、「キッズキーボードDXローヤル知育玩具おもちゃ」です。
鍵盤数は37、8種類の楽器音と8曲のメロディから選ぶことができ、リズムと音感を両方楽しむことができます。
自身のオリジナル曲を録音して再生したり、テンポを変えて楽しむこともできます。
さらにマイクもついているので、キーボードをたたきながら歌うなど、マルチタスクにも対応しています。

キラピカからラインナップされている「一緒にステージミュージックショー」もおすすめです。
これはアンパンマンをモチーフにしたおもちゃで、鍵盤が光るガイド機能がついている点が特徴です。
子供に大人気のアンパンマンの歌を歌いながらメロディを奏でられるほか、アンパンマンのマーチなどのデモ曲が7曲収録さえています。

知育効果抜群の木琴のおもちゃ

木琴おもちゃはいつから遊べる?

知育おもちゃとして人気の木琴は、音楽の楽器として使われているものよりもコンパクトなサイズで使いやすく、おもちゃとして使われることを前提にした構造となっています。
それでも木琴なので、鍵盤をたたくと音階に合わせた音を奏でることができ、聴覚を刺激することができます。

木琴は、バチを手に持って鍵盤をたたくと音が出ます。
指先の動きによって脳を刺激することができますし、どこをたたけばどんな音が出るかという点についても遊びを通して学べます。

このおもちゃで遊ぶためには、バチを持つというスキルと、鍵盤をたたくというスキルが必要となります。
このどちらもできるようになるのが、月齢でいうと12か月ぐらいです。
そのため、木琴は1歳以上の子供におすすめの知育おもちゃとして人気があります。

もしも1歳よりも前の時期から木琴で知育遊びをするなら、赤ちゃん自身が鍵盤をたたくことは難しいので、ママが音を出して赤ちゃんと一緒に遊ぶというスタンスが良いでしょう。
どの音が好きとか、どんなリズムが好きとか、ちょっとしたリトミックな遊びができそうです。

木琴おもちゃの選び方

木琴はたくさんのメーカーからラインナップされていますが、何を目的として作られているかによって木琴の特徴は異なります。
そのため、おもちゃを選ぶ際には何を基準に選ぶかという点を明確にするのが良いでしょう。

1つ目の選び方は、デザインで選ぶという方法です。
ドレミファソラシドの音に合わせて異なる色が塗られていると、木琴で遊びながらオクターブの概念を学べます。
色を塗り分けているだけでなく、鍵盤にキャラクターが描かれているものなどもあり、楽しいデザインの玩具がたくさんラインナップされています。
見た目が華やかな木琴なら、ギフトとして贈っても喜んでもらえそうです。

2つ目の選び方は、音の正確さで選ぶという方法です。
聴覚を刺激することに重点を置きたい人や音楽の入り口として木琴で遊んでもらいたいという人にとっては、ただの玩具として木琴を選ぶのではなく、音を正確に耳に伝えるための楽器という位置づけで選ぶと良いでしょう。

3つ目の選び方は、年齢に合わせて選ぶという方法です。
同じ木琴というカテゴリーの玩具でも、1歳や2歳の子供向けの玩具と4歳や5歳向けの玩具とでは目指すところが異なりますし、楽しみ方も変わるでしょう。
年齢が上がると木琴の音域が増えたりして、楽しめる範囲も広がります。

一方、小さな年齢向けの木琴は、強くたたいても壊れにくい耐久性があったり、鍵盤の数を減らして場所を取らずに遊べるような工夫がされています。
子供の年齢や使用目的などによって、ぴったりの木琴は異なります。

幼児教室でも使われている百玉そろばん

百玉そろばんって何?

そろばんというと、1の玉と5の玉が上下に並んでいるスタイルをイメージする人は多いでしょう。
百玉そろばんは一般的なそろばんとは異なり、1の玉が100個並んでいるデザインのそろばんです。
横の列には1の玉が10個左右に並べられており、全部で10を作ります。
それが縦に10列並んでいて、全部合わせると1の玉が100あるから百玉そろばんと呼ぶわけです。

百玉そろばんは、子供が数字の概念を学習する際にとても役立つツールです。
しかし赤ちゃんの頃におもちゃとして使う場合には、玉を動かしながら音を楽しんだり、玉の動きや位置の変化を楽しむことから始められます。
そして成長に合わせて球を2個ずつ動かしたり、1の桁と10の桁など、桁の概念を学習するのも良いでしょう。
数字の勉強をしているという感覚を持つことなく、数の基本的な概念を学べることが百玉そろばんの魅力です。

百玉そろばんの使い方

百玉そろばんは、子供の年齢に合わせて様々な使い方ができます。
まず0歳児の場合には、指で球を動かして遊ぶおもちゃとして使うのがおすすめです。
百玉そろばんそのものを動かすとシャカシャカという音がして球が動き、それを見るだけでも楽しめます。
また指先を使って球を動かすことで、脳を刺激する効果も期待できます。

1歳になったら、球を左右に分けて多いとか少ないといった数字の基本的な概念を学習できます。
もしも可能なら、球の数を数えながら動かすといった高度な遊び方にも挑戦すると良いでしょう。

2歳になったら、1つずつ球を数えながら動かすだけでなく、2個ずつとか3つずつ、また5つずつをまとめて動かしながら数を覚えるという遊びが良いでしょう。
これは小学校で学ぶ九九に通じるため、遊びで覚えておくと就学してから習う九九に対してもハードルが低くなります。

3歳になったら、自身で玉を動かしながら足し算をしたり引き算をするなど、計算という概念をもって遊べるようになるでしょう。
いくつ飛ばして球を数えることは、そのまま九九の概念にもつながりますから、四則演算の基本を遊びを通して一通り学べます。

百玉そろばんの効果

百玉そろばんには、たくさんの効果があります。
赤ちゃんの頃には視覚や聴覚を刺激する玩具として活躍してくれますし、遊びの中で数字や計算の概念を組み込みながら楽しむこともできます。
小さなころから数に親しんでおくと、就学してから学ぶ算数に対しても、高いハードルを感じることなくスムーズに学校での学習に移行できるという効果も期待できます。

百玉そろばんは、小学校に入ってからも使うことができます。
四則演算の補助的な役割をしてくれるツールとして使うと、足し算や引き算の理解度が高まるでしょう。

夢中になって遊んでくれる磁石のおもちゃ

磁石のおもちゃで遊ぶメリット

赤ちゃんや幼児向けのおもちゃには、いろいろなものがあります。
その中でも知育的な要素が大きなおもちゃの一つに、磁石を使ったおもちゃがあります。
磁石はN極とS極があって、くっついたり反発したりする特徴を持ち、日常生活の中でもあらゆるところで実際に使われています。
この磁石を子供のおもちゃとして使うことによって、子供にはたくさんのメリットが期待できます。

1つ目のメリットは、磁石は耐久性に優れているので、すぐに壊れてしまうリスクが少ないという点です。
使い方が少々乱暴でも磁石の威力が弱くなってしまうことはありませんから、何年もヘビーユースしてもまだまだ磁石の力は健在でしょう。

2つ目のメリットは、扱いやすいという点です。
例えば子供のおもちゃの中でも人気があるブロックは、建設的な考え方や空間に対する概念が育つ知育的な要素が多いおもちゃです。
しかしブロックで遊ぶ際には、手先の動きやある程度の握力が必要となるため赤ちゃんにとっては難しいのです。
しかし磁石がついているおもちゃなら、握力がなくても簡単に遊べるため、赤ちゃんでもブロック遊びの概念を楽しめるでしょう。

おすすめのおもちゃはある?

磁石を使った知育おもちゃには、いろいろなものがあります。
その中でも特に人気が高いのは、「ピタゴラス」シリーズではないでしょうか。
その中でも1歳半から遊べるピタゴラスキューブは、磁石がついたブロックを自由自在にくっつけて遊べるおもちゃです。
ひらめきや想像力を高めてくれますし、建設的な考え方を身に着けることもできます。

木のおもちゃと磁石をコラボさせた知育おもちゃと言えば、「べリデザイン・クーゲルターン」です。
舐めても安全な木で作られているおもちゃで、表面はカラフルな色に塗られています。
ボールの形をした木をくねくね動かしながら創造性を高めることができるのが特徴で、見た目がカラフルな点も人気があります。
6か月ごろから遊べるおもちゃですが、飲み込んだりするリスクは少なく、安全性を重視したおもちゃとしても知られています。

べリデザイン・クーゲルターンはドイツ製のおもちゃですが、同じくドイツ製のおもちゃには「マグネットレリーフ」があります。
これは1歳ごろから遊べるおもちゃで、パズル感覚でマグネットを並べながら、形や色を楽しめます。
並べ方はいろいろあり、お手本を見ながらまねしても良いですし、子供の想像力に任せて好きなデザインを作ってももちろんOKです。

小さな子供に大人気の乗り物系おもちゃにも、磁石を使ったものがあります。
1歳から遊べるHABAの「よちよちトレイン」は電車の車両の前後に磁石がついており、車両をつなげて遊べるおもちゃです。
一つ一つの車両が美しいデザインや色遣いとなっていて、単車両でも十分に楽しく遊べます。

知育菓子って何?

知育菓子って何?

知育菓子とは、おもちゃとお菓子がコラボしたもので、ケーキやお寿司など、子供が普段から目にしているものとそっくりな見た目のお菓子を作ることができ、作った後には食べられるという特徴があります。
お菓子の形や香り、色を楽しみながら、おもちゃを作り上げていくプロセスを存分に楽しめますし、完成したものを食べられるという達成感や充実感もあります。

子供向けに作られており、お菓子作りとは大きく異なります。
知育菓子は最終的に食べることを前提としており、合成着色料や保存料などは使用していないものがたくさんあります。
安心して遊べる点でも、知育菓子は人気があります。

知育菓子の選び方

知育菓子にはさまざまな種類があり、遊び方も多種多様です。
お菓子を選ぶ際には、いくつかのポイントを抑えると良いでしょう。

1つ目のポイントは、作り方の難易度で選ぶという点です。
水と原料を混ぜるだけのものがある一方で、電子レンジを使うものなどもあり、子供の年齢や使用器具によって選ぶことができます。
ただし火は使いませんし、冷蔵庫や冷凍庫で長時間冷やさなければいけないものもありませんから、その点は安心です。

知育菓子の難易度は、お菓子のパッケージに表記されていることが多いです。
年齢で選んでも良いですし、どんな道具が必要かによって選んでも良いでしょう。

2つ目のポイントは、使う道具で選ぶという方法です。
知育菓子の中には、原料をハサミでカットしなければいけないものがあります。
中には大人でも切りづらいものがあるため、子供の年齢によっては難しすぎるかもしれません。
一度作ってみると難易度や子供の適正などが分かりますが、パッケージに表記されている「用意するもの」を参考にするのもおすすめです。

3つ目のポイントは、食べた時の味で決めるという方法があります。
知育菓子の味を大きく分けると、お菓子を意識した甘い味付けになっているものがある一方で、本物に味を寄せているものもあります。
本物の味をお菓子で再現したい人なら、甘さは控えめでも味が本物に寄せているものがおすすめです。

おすすめの知育菓子は?

水と材料を混ぜるだけで簡単に遊べる知育菓子なら、クラシエフーズの「ねるねるねるね」がおすすめです。
重曹のアルカリ性とレモンの酸性を混ぜることで起こる反応を観察できるため、理科の実験的な楽しさがあります。

電子レンジを使うタイプなら、本物のお菓子に近い味や触感を楽しめる魅力があります。
このタイプのおすすめ知育菓子は、クラシエフーズの「くるくるたこやき」が人気です。

クッキングの要素を取り入れた知育菓子もあります。
例えば、明治からラインナップされている「手作りアポロ」などは、チョコレートを湯銭で溶かして使います。
親と一緒に取り組まなければいけない知育菓子ですが、お菓子作りへの入り口として活用することも可能です。

スマホがもたらすメリット・デメリット

スマホを見ている子どもは意外と多い

多くの人がスマホを持つようになり、一人一台の時代がやってきています。
スマホで色んな情報を調べることができますし、動画を見たりゲームをすることもできます。

最近では育児にもスマホを利用する人たちが増えてきています。
子どもに日常的に動画を見せたり、公共の場でぐずったりした時にスマホの動画を見せてなだめるようケースが多くなってきているのです。
子どもにスマホを見せるのはあまり良くないのではと思っているのですが、泣いたりわめいたりしている子どもを落ち着かせるために、ついついスマホを使ってしまうという人が意外と多いのが現実です。
子どもが小さいうちからスマホばかりを見るというのは、成長に何か影響があるのでしょうか。

スマホは「悪」ではない

電車の中やデパートなど、小さい子どもに静かにしていて欲しいようなところで突然子どもがぐずり出すと親は焦ります。
お腹が空いているわけでもなく、おむつが濡れているというわけでもない、なぜか機嫌が悪くてぐずると周囲の人の視線が気になり、親もパニックになりがちです。
そんな時にスマホのある動画やアプリを見せるというのは、悪いことではありません。

スマホに頼っても良いのです。
親は子育てを全てスマホにさせているのではなく、仕方なく使わざるを得ない状況なのです。

もちろん、一日中スマホを見せたままで親から何も子どもに話しかけないとなると問題ですが、スマホから得る情報で学ぶのも悪くありません。
知育アプリもありますし、子ども向けの英語の教材になるような動画もあります。
保育園や幼稚園では、パソコンを使って教育するところも増えてきています。
上手に使えばとても便利なものであるのは間違いありません。

スマホ育児のメリットとデメリット

スマホを育児に取り入れるメリットとデメリットについて知っておきましょう。
まずメリットですが、親(大人)が教えるのを忘れてしまいがちなことを教えてくれる点です。
例えば「知らない人について行ってはダメ」とか「赤信号では止まる」、「もし何かあったらどうやって助けを求めるか」というようなことは、常識的過ぎて教えていないことです。
こういったことを教えてくれる知育アプリがありますし、文字や数字、色などを楽しく教えてくれるアプリもあります。

いろんな語学でアプリを聞いていた子どもが、5カ国語話せるようになったという例もあります。
もちろん時間を決めるとか、番組は親子で決めるなどの工夫はしておく必要があります。

一方デメリットは、視力低下やスマホへの愛着障害になる可能性があることです。
他に「攻撃的になる」とか「話を落ち着いて聞けない」などの心配があります。
2歳以上は2時間まで、それ以下の年齢の子は1回15分以下、1日2~3回と決めておくと良いでしょう。

絵本の知育効果

絵本が子育てにもたらす効果

今はテレビやスマートフォン、パソコンなどでいつでも動画が観られるようになりました。
昔と比べると、子どもたちもいろんな映像に触れる機会が増えています。
しかし、子育てしていく上で、今でも絵本は必要であるという声があります。
絵本は子育てにどんな効果があるのでしょう。

テレビやスマートフォン、パソコンなどの情報は、子どもが受け身で楽しめる世界と言えます。
映像が流れているところにいれば勝手に情報を受け取っていることになります。
しかし絵本は子ども自身が受け身では楽しめない世界なのです。

子どもは、絵本を読むことで登場人物の気持ちを想像するようになります。
このことで登場人物の疑似体験をしているのです。
そして喜怒哀楽を感じ、心の変化がわかることで感情が豊かになります。
さらに想像力をアップさせ、感受性豊かで優しい人になるでしょう。

絵本はこうして選ぼう

子どもに絵本の読み聞かせをしてあげたいけれど、絵本の種類が多すぎてどれを選べば良いのかわからないという人は、まず自分が読んでみたいと思った本を選んでみましょう。
この絵本を選ぶのが正解ですというものではなく、楽しさを重視します。

この絵本は楽しかったのか、またイマイチだったのかは子どもが教えてくれます。
「この絵本、どうだった?」と子どもの表情を見たら表情でわかります。
たとえまだ話せない0歳児でも表情を見ればわかるようになります。

ある程度大きくなった子どもは気に入った絵本を何回も読んで欲しいと選んで持ってきます。
何度も読んだものであっても、子どもが望んでいるのなら読んであげるようにしましょう。
親がいくら良い絵本だと思っていたものでも、子どもが気に入らなかったら無理強いしないようにしましょう。
絵本の読み聞かせの時間は「子どもが楽しい時間」にすることが大切です。

絵本の読み方のコツ

子どもに絵本を読んであげるのは難しいと思っていませんか。
大げさに読む必要は全くなく、自分が心地良いと思えるように読むと良いです。
親も子どもと一緒に絵本を楽しむようにしましょう。

義務感だけで読んでいるとその感情を子どもは敏感に感じ取ります。
大人が楽しんでいると感じたら子どもも夢中になってくれるので、リラックスして読むようにしましょう。
また、読み聞かせの時間はこれに集中し、親もスマホを触らない、テレビも消すなどして絵本に集中します。

読み聞かせをする時は子どもの反応を見ながらします。
ゆっくりと、所々強弱をつけて読んであげると子どもも楽しんでくれます。
どんな絵本がおすすめなのか知りたい時は、図書館に行ってみるのも良いです。
司書の方に尋ねると絵本のことを教えてくれますし、読み聞かせの時間もあるので大いに参考になるでしょう。

知育にぴったりな折り紙

集中力が身につく折り紙あそび

公園などでの外遊びも良いけれど、コロナ禍のためできるだけ家で遊ぶようにしたいと考える親御さんも多いです。
家遊びはどうしてもワンパターンになりがちで、子どもも飽きてしまうことが多いのですが、日本に古くから伝わる折り紙あそびはいかがでしょう。

折り紙あそびは紙を折るとか並べる、ちぎる、そして丸めるなど、色んな遊び方があります。
このあそびは、手や指を動かすので脳が刺激され、脳の活性化につながります。
また、折り紙は指先を使うため集中しますから、これが集中力を養う良い教材とも言えるでしょう。

折り紙あそびで理解力を身につける

子どもが自主的に始めたのであれば親はそれを見守るだけで良いです。
折り紙あそびが初めての子どもには、お父さん、お母さんがお手本を見せてあげましょう。
親の手元を見て子どもはまず真似をします。
「こうしたらお父さん、お母さんのものと同じになるかなぁ」と考えながらやることで、物事を理解しようとする力を育てます。

親の真似をして一生懸命折っても違う形になってしまうこともあるでしょう。
そんな時、親は「なんでできないの?」とか「こんなこともできないの?」などと否定するようなことを言わないようにします。
違う形になっても良いのです。
これが子どもにとって良い経験になるのですから、「あれれ?ちょっと違うけど上手にできているよ」などと褒め、親子で楽しみながら遊びましょう。

子どもはお手本と同じように折るにはどうすれば良いかを考えるようになりますし、理解力、思考力が育まれます。
また、折り紙あそびは「三角にするにはどうすれば良いか?」とか「次はどんな形になるか?」というように、折った後の形を想像するようになったり、どのように折れば完成形になるかがわかるようになったりします。
このことから空間認識能力が発達することが期待できます。

できた!この喜びが自信をつける

折り紙あそびはまず簡単なものから始めましょう。
そして完成したら大いに褒めてあげます。
「パパやママより上手だね!」「ものすごく頑張って作っていたね」と褒められることで子どもは喜びを感じ、自信につながります。
「もっと作りたい!」「もっと難しいのを作ってみたい」といった意欲も出てくるでしょう。

しかしながら、小さな子どもにとっては簡単なものでも難しく感じるものです。
うまく折れなかったり一つのものを作るのに時間がかかったりしていると、つい手を貸したくなりますがここはグッと我慢です。
親はちょっとしたアドバイス程度にし、見守るようにしましょう。

諦めずにやり遂げることで、挑戦することや工夫することを覚えることになるのです。
子どもが楽しんで遊ぶことが大切です。

生活習慣作りも大切

子どもの発達段階ごとの特徴を知ろう

親は、子どもが生まれたら元気にすくすく育って欲しいと願うものです。
そして子どもが大きくなってくるにつれて、知育のことも気になります。
知育というと知育玩具などを買って、それを与えれば良いだろうと考えがちですが、いきなり知育玩具を与えるよりも、子どもの発達段階ごとの特徴を知り、それに合った生活習慣作りをしていくことが大切です。

乳児の頃は急激な環境の変化(お義母さんのお腹から生まれてきた世界)に一生懸命対応しようとし、著しい心身の発達がみられます。
視覚や聴覚、嗅覚はとても敏感で、泣いたり笑ったり表情をコロコロ変えたり、喃語(あーうー、ばぶばぶなど)で自分の欲求を表わします。
そして周囲の大人たちとの継続的な関わりによって愛着が深まり、情緒が安定します。

この頃はスキンシップが大事と言われ、このことが子どもの信頼感へとつながります。
幼児期になると自分の足で歩くことができるので行動範囲が広くなり、身近な人、物、自然などと関わりが深まります。
興味や関心の対象が広がり、社会性も身についてくるでしょう。

そして食事やトイレ、睡眠といった基本的な生活習慣を身につけます。
子ども同士でも遊ぶようになり、想像力を育み、相手の気持ちになって考えてみたり、時々葛藤を覚えたりしながら社会性を身につけていくようになります。

子どもの年齢ごとの生活習慣作り

赤ちゃんが生まれた時からすぐに行いたいのが、五感の刺激と言葉がけ、そして暮らしの中にあるオノマトペを意識することです。
おむつを替える時にベビーマッサージを行うとか、お世話をする時には必ず「おむつ替えようか」とか「ミルク飲もうね」「お風呂、気持ちいいね」といった声を掛けるように心がけます。

外に行けば「風が強いね」とか「信号」や「きれいな花」など、子どもに見えるものや聞こえるものを実況しながら歩きます。
朝目覚めれば「おはよう」、寝る時は「おやすみ」、ごはんの時は「いただきます」「ごちそうさま」と声掛けすると、1歳になる前くらいにそれらしい喃語を話すようになります。

そして赤ちゃんから幼児期への生活習慣作りのポイントは、子どもの興味のあるものや何がしたいのか、何が嫌なのかをよく観察してあげることです。
子どもが何に興味があるかがわかったら、子どもの気持ちに寄り添い、説明をしてあげると共に子どもが自分でできるようにフォローしてあげましょう。
最初はフォローしていても、すぐにできるようになります。
できたらたくさんほめてあげることが大切です。

そして食育も大切です。
最初は手づかみ食べ、スプーン、フォーク、箸へとステップアップしていきましょう。
成長と共に社会性が身につくよう、子どもの気持ちに寄り添いながらルールを教えていくようにしましょう。

知育の必要性とは

知育で地頭が良くなる

知育とは、子どもの発達に効果的な活動によって子供が持っている最大限を十分に引き出し、バランスの良い脳を育てることです。
実はこれ、知識の量や偏差値よりも大切だと、近年注目を浴びているんですよ。

実際に、近年企業や社会が新社会人に求めている能力は、資格や学力ではなく、社会で活躍していくためのコミュニケーション能力や頭の回転の速さ、論理的な考え方や判断力といった、いわゆる地頭の良さなんです。
詰め込み教育やゆとり教育を見直し、「生きる力を育む」という2012年から実施されている新学習指導要領にも、この社会の移り変わりが現れています。

つまり、今大切なのは知識や技術だけではなく、表現力・思考力・判断力などを伸ばすことに重点を置きバランス感覚やコミュニケーション能力の高さなど人間としての発達を促す教育方法です。

IQが大幅に伸びるのは人生でたった一度きり

幼児期に脳に良い刺激を与えることで、頭の中の伝達細胞シナプス、つまり伝達回路が増えるため脳の発達が良くなるということはよく知られています。
しかし実はこのシナプス、集中的に増えるのは人生でたった一度だけなんです。

つまり、後にどんなに刺激を与えても、訓練を重ねても、このシナプスが増える時期を取り戻すことはできません。
人間の脳は、異なる能力を学習するためにふさわしい時期がプログラミングされているので、そのタイミングを逃してしまうと、どんなに頑張っても限界があります。

私達が日常的に使っているIQという言葉は、知能指数を指します。
知能指数は、決して勉強が得意かどうかに依存しません。
IQを高めるということは、記憶力や考える力にも影響があります。

また、それに比例して思いやりや自立心などの感性、いわゆるEQの数値も高まるということが研究によって明らかになっているんです。
IQは頭の良さを表す数字だと思いがちですが、実は子供の社会性や人格にも大きく影響を与えていくんです。

それで、年齢が低い時期に知育をスタートすることがオススメされています。

知育が子どもの将来に与える影響

知育が子どもの将来に与える影響は、計り知れません。
幼児期の教育環境は、将来的に学習意欲にも大きく影響します。

体の五感を通して様々な刺激を受けながら成長した子供達はバランスよく五感を発達させることができるので、学習意欲のある子どもに成長し、優れた人間関係を形成しやすくなります。
一方、成長過程で十分な刺激を五感に受けなかった子は集中力がなく、頑張っても結果が出ない、単純な問題は解けるが応用問題になると頭が混乱してしまい、勉強を楽しいと感じられなくなります。

結果として、学習意欲がどんどん下がってしまうのです。
色々なアイディアがわく想像力や柔軟性が豊かな子、集中力の高い子に育てたいなら、できるだけ早い時期に知育を始めましょう。