孤食
最近は、両親が共働きであり、夕食の時間になっても家には子供一人であり、両親の帰宅が遅くなるような家庭もあります。
そんな家庭では、予め親が夕食を作って子供に食べさせる、または弁当などを用意して食べさせる家庭もあり、いつも子供の夕食は一人というところもあります。
子供にとっては食事の時間は家族団らんの時間であり、一人で食べるということは「孤食(こしょく)」とも呼ばれており、子供の成長には悪影響を与えます。
単にご飯を食べるだけでなく、母親や父親とのコミュニケーションの時間でもあり、子供が1日何をしたか知る時間でもあります。
家族と食べて団らんすることは、子供の心の安定にもなり、食べることが子供は好きになります。
しかし一人で食べれば当然寂しく、良い影響を与えることはありません。
出来るだけ母親や父親は、子供と一緒に食事をする時間を設けて、出来るだけ家族みんなで食事はするべきです。
子どもに悪影響を与える食習慣
・一人で食事をする
ライフスタイルの変化によって、子供が一人で食事するということが増えています。
特に朝食となると「孤食」という一人で食事をする子供が多く、これは親が子供が食べているものを把握しにくくなり、また子供の好き嫌いも増やしやすく、発育に必要な栄養が不足している場合もあります。
一緒に親が食べないので、マナーを教えることも出来ません。
特に小さい頃から一人で食事をしている子供は、協調性や社会性が欠けている場合が多いのです。
・食べる量を少なくする
朝食を食べない、ダイエットのために少なくする、などのことであり、必要な栄養が足りなくなる可能性があり、成長期の子供にとっては良くありません。
・好きな物ばかり食べる
自分の食べたいものだけ選んで食べるのは、好き嫌いを増やし、わがままの原因にもなります。
また栄養が偏るので、健康にも良くありません。
これは子供が一人で食事をするときばかりでなく、家族で食事をしていてもえり好みする子供もいます。
・米を食べない
パンやスパゲティなど、小麦粉中心の食品ばかり食べて、お米を食べない子供です。
粉の食品は柔らかく噛む力を弱らせ、カロリーが高く太りやすくします。
また最近では小麦粉は、品種改良の小麦と、昔ながらの古代小麦があり、品種改良品はアレルギーを引き起こす原因ともなり、摂取すべきでないとも言われています。
・同じ物ばかり食べる
同じ決まった物しか食べない子供であり、これもやはり栄養に偏りが出ます。
また肥満や生活習慣病の原因ともなり、同じものばかり食べると、単純な味になれて味覚障害になる可能性もあります。
・味の濃い物ばかり食べる
塩分や糖分の多い食品ばかり食べる子供です。
味が濃い物ばかり食べると塩分や糖分の摂り過ぎとなり、肥満や生活習慣病の原因となり、味覚障害にもなりやすいです。