なぜ子供はアンパンマンが大好きなの

子どもがアンパンマンを好きな理由とは?

子供たちに大人気のアンパンマンは、日本人なら知らない人はいないテレビアニメのキャラクターです。
ジャムおじさんが作ったアンパンに命が宿ったことで誕生したアンパンマンは、仲間のパンたちと共に街の平和を守るため、バイキンマンと戦うというストーリーです。
分かりやすいストーリー構成で、基本的には一話完結で楽しめるため、小さな子供に大人気のキャラクターとなっています。

アンパンマンは子供向けアニメとしてはロングセラーな作品です。
2009年にはすでに放送1,000回を達成し他ことに加え、登場したキャラクターの数も2,200以上という充実さです。
ちなみに、このキャラクターの豊富さにかけては世界中のアニメを見ても群を抜いており、2010年にはギネス記録となりました。

子供たちがアンパンマンを好きな理由にはたくさんの理由がありますが、1つ目の理由はキャラクターがどれも可愛いという点です。
顔のデザインがシンプルなので、子供たちがお絵かきでアンパンマンを描くこともできます。
また、キャラクターの表情が分かりやすいという点も小さな子供に人気の理由と言えるでしょう。

2つ目の理由は、ストーリーが単純明快でわかりやすいという点です。
最初から誰が正義の味方で誰が悪者かが分かっているため、正義の味方に感情移入して応援しやすいのです。

3つ目の理由は、身近なキャラクターという点です。
主役のアンパンマンはアンパンをモチーフにしていますし、ほかのキャラクターもパンやどんぶり、そして鍋など、子供たちが日常生活の中で目にする機会が多いものがたくさん登場します。
親近感を得られるため、キャラクターを理解しやすく応援したくなるのでしょう。

4つ目の理由は、自身もヒーローの真似ができるという点です。
アンパンマンの得意技であるアンパンチやアンキックなどは、小さな子供でも真似しやすい動きです。
小さな子供が家の中でスーパーヒーローごっこをしやすいという点でも、人気なのです。
お母さんやお父さんと家庭でアンパンマンごっこをする際にも、動きを覚えやすくて楽しめるという点で人気です。

何歳ぐらいから好きになるのか

アンパンマンは、就学前の子供たちに人気があります。
その中でも圧倒的な人気を誇るのは0歳児から2歳児ぐらいです。
このぐらいの年齢の子供にとっては、分かりやすいアンパンマンのキャラクターやストーリー構成がしっくりくるのでしょう。

そうした点を踏まえ、この年齢の子供を対象にしたおもちゃや絵本、アパレルや雑貨などには、アンパンマンをモチーフにしたものがたくさんあります。
小さな子供にとっては、大好きなキャラクターがプリントされた服を着たり食器を使ったり、アンパンマンのおもちゃで遊ぶことによって、毎日の生活の中にワクワクを見つけられます。

子どもの高さの感じ方

子どもは高いところが危ないと感じていない?

大人で高所恐怖症の人はたくさんいますが、小さい子どもは高いところにいても平気で下を覗いたりしています。
どちらかというと、高いところが好きなのかと思うような行動をとります。
公園などで遊んでいても、高いところに上って親を焦らせたり、下で見守る親がヒヤヒヤしたりといったことが多いです。

実は、小さい子どもは高いところは怖いとあまり感じていないのです。
ある国の大学で実験を行った結果、大人と子どもでは高いところでも違うものに怖さを感じることがわかりました。
大人が高いところに立つと、「高い、落ちそうで怖い」と感じ、どれくらい高いかで恐怖を感じます。

一方子どもは「高さ」よりも「狭い幅」の方に恐怖を感じるのです。
ハイハイをしている赤ちゃんでも、高いところにある幅の広い橋はすいすい進んで行きましたが、同じ高さのところにあっても幅の狭い橋は進まなかったのです。

子どもが怖がるのは幅で、それは落ちるかもしれないから怖いのです。
落ちるのは嫌だ、けれど高いのは怖くないというのが子どもの感じ方です。

大人が気をつけてあげよう

大人は「高い、怖い、危ない」と感じますが、子どもは「狭い、怖い、危ない」と感じています。
純粋に下に落ちる確率を考えてみると、高いから落ちるというよりも、足元が狭いから落ちると考えている子どもの方が正しいように思えます。
大人は、落ちた時のダメージの大きさを考えて恐怖を感じているのです。

子どもは高いところが怖くないのだといって高いところに上がって遊んでいるのを傍観するわけにはいきません。
しかし、子どもなりに足元に気を配り、落ちる危険性を考えて遊んでいることに気づくかもしれません。
ここまでなら大丈夫、これ以上いくと危ないというのを子どもなりに判断している姿を見ることができるでしょう。

今までなら高いところに上っている子どもを見たらすぐに「危ない!降りなさい!」と叫んでいた親御さんも、もうちょっと様子を見ようと思えるかもしれないです。
しかしながら、子どもの転落事故も起きていますから、小さい間は大人が気をつけてあげないといけません。

高いところにあまり恐怖を感じない子どもは、どんどん高いところに上がっていく可能性があります。
気づいたら降りてこられないようなところにいたのでは親も助けに行けなくなりますから、子どもが小さい間は目を離さないよう、見守るようにしましょう。
子どもは成長と共に大人と同じように高いところが怖い、危ないと感じるように変化していきますが、小さい間は大人とは違うところに恐怖を感じているのを理解してあげると子育ても楽しくなることでしょう。

おねしょはどのようにすれば止まるの?

おねしょは叱らないことが大切

昼間は自分でトイレにいっておしっこができるのに、夜になるとおねしょをしてしまう、もうすぐ小学校なのにおねしょが治らないと悩んでいる親御さんは多いです。
おねしょが続くと布団干しや洗濯物も増え、イライラしてつい叱ってしまったと反省しているお父さん、お母さんもいることでしょう。

おねしょと昼間のおむつはずれは全く別のもので、昼間のおむつがはずれているからおねしょもしないということはありません。
子どもがおねしょするのは、抗利尿ホルモンが成長している途中だからです。
抗利尿ホルモンというのは、夜寝ている間はおしっこを抑える働きがあるものです。
子どもが小さい時はこの抗利尿ホルモンが未熟であるため、夜でもおしっこがたくさん作られてしまい、膀胱から溢れ、おねしょになるのです。

ホルモンの分泌が順調になれば、寝てからおねしょまでの時間が長く空いたり、尿の量が少なくなってきます。
子どもはおねしょをしようと思ってしたわけではありませんし、また頑張りが足りないからおねしょをしてしまったというわけでもありません。

子どもは子どもで「またおねしょをしてしまった」と傷ついているので、ここで叱ってしまうとプレッシャーをかけることになり、良いことはありません。
「あら、またやっちゃったかぁ~」と笑って大らかにいてあげると子どもも安心します。

生活習慣、眠りのリズムを整えよう

おねしょをしないようにと夜中に寝入っている子どもを起こしてトイレに連れて行っていませんか。
おねしょをして欲しくない、治って欲しいと願ってのことですが、この方法は正しくありません。
夜にぐっすり寝ている時に抗利尿ホルモンは盛んに分泌されます。
寝ているのを無理に起こすと抗利尿ホルモンの分泌に影響が出ますので止めた方が良いのです。

夜にぐっすり眠ってもらうためには、三食きちんと食べる、昼間は元気に遊ぶ、寝る直前にスマホやテレビを見せないなど、規則正しい生活習慣を身につけさせます。
また夕方以降は大量の水分摂取は控えるようにします。
夕方以降にたくさん水分を摂ると、夜間尿量の増加になります。
午前中はたっぷり水分を摂り、夕食までに300mlから500ml、夕食後から寝るまでには200ml以内にすると良いでしょう。

また、体が冷えたりするのも良くありません。
就寝前にお風呂に入って温まるとか、夏場なら冷房の設定温度に気をつけるなどして、冷えておしっこに行きたくなるようなことがないようにしましょう。

小さい時のおねしょは治りますから、焦らず見守るようにしましょう。
もしも小学校に上がる直前でもおねしょの尿量が多いとか、毎晩おねしょをする、便も一緒に出てしまうなどの時は小児科に相談することをおすすめします。

靴のかかとを潰すようになってしまったら

なぜ子どもは靴のかかとを踏む?

ふと気づいたら、たいてい子どもは靴のかかとを踏んでいます。
「かかとは踏んではいけません」といつも注意していても、あまり効果がありません。
なぜ子どもは靴のかかとを踏むのでしょう。
実はこれには、子どもなりの理由があるのです。

1つ目は、サイズが小さくなったからです。
子どもの成長は目を見張るものがあります。
特に小学校の間は、あっという間に大きくなって靴もすぐにサイズが合わなくなります。
子どもがかかとを踏んでいるのを見て、サイズアウトだと気づくことも多いです。

2つ目は早く履きたいからです。
早く教室に行きたい、早く校庭に出て遊びたい、早く家に帰りたい、などの理由で靴をきちんと履かずにかかとを踏んで走って行ってしまいます。

そして3つ目は「お母さんがいつも早く履きなさいって言っている」からです。
玄関でゆっくり靴を履いていたら、次に出る人が履けないので「早くして!」とつい言っていませんか。
子どもはまたお母さんにせっつかれるから踏んで出ちゃえ!となるのです。
子どもが靴のかかとを踏むのは、子ども自身の理由だけではなさそうです。

かかとを踏んで履くとどんな影響がある?その対策は?

ではかかとを踏んで履くと何か影響はあるのでしょうか。
健康面と精神面に影響があると言われています。

靴のかかとはご存じのように固くなっています。
これは履いて歩く時にかかとを安定させるためです。
それを踏み潰して履いてしまうと、かかとは固定されず歩く衝撃で靴がブレてしまい、無意識につま先に力が入っています。

つま先に体重がかかるため、すねの骨が痛くなったり、ハンマートゥや巻き爪になったりします。
足のどこかが痛くなったら、歩き方もおかしくなりますし、それでかえって体のあちこちに痛みが出る可能性があります。
正しい歩行ができなくなるかもしれません。

精神面では、靴のかかとを踏むことで、子どもは靴を大切にしなくなります。
かかとを踏むと当然靴は変形しますし、すぐに傷んでしまいます。
ボロボロになった 買ってもらえると考えてしまうのです。

物を大事にすること、これはお金を出して買っていることをきちんと伝え、持っている物は大事にしないといけないと理解させなければいけません。
かかとを踏ませないためには、靴のサイズが合っているかをこまめにチェックすることと、子どもがお気に入りだという靴を選ばせ、大切に履くことを教えます。
きちんと履くことがかっこいいことだと教えると案外素直になってくれます。

メーカーによっては、かかと踏みつけ防止機能を付けた上履きやスニーカーを販売しています。
この靴は、もしかかとを踏んだとしても違和感があり、5分程度踏むと痛くなるものです。
こういったものを選ぶのも良いでしょう。

足によくない上履き用シューズ

上履きのメリット、デメリットとは

日本の多くの学校では、上履きに履き替えて校内へ入るような指導を行っています。
外の汚れを中に持って入らないためとか、衛生面を考えてといった理由で決められたようですが、上履きの靴は子どもの足のことを考えるとあまり良いものとは言えません。
ちょうど成長期にあたる時期に正しい「足育」をしたいところなのですが、小学校で上履きを履くようになった子どもに対し、大人はどう対応すれば良いのでしょう。

まず、上履きのメリットとデメリットを見てみましょう。
メリットは外の汚れを室内に持って入らないことが一番でしょう。

そして上履きは比較的安価です。
そのため買い替えも容易にできますし、子ども全員が同じものを履くので、「あの子はいい靴を履いている」とか「あの子はずっと同じ靴を履いている」などというような経済格差があらわれることがありません。
また、汚れたらジャブジャブ洗えるというのもメリットになるでしょう。

一方デメリットは、子どもが一人で履きやすくするために履き口が広く、柔らかくなっているので子どもの足が支えられないのが一番のデメリットです。
また、上履きはすべて同じなので子どもの足の形に合ったものが選べません。
中にはスリッパタイプの上履きを導入している学校もあり、これだとすり足になって正しい歩き方ができないといったデメリットがあります。

上履きを履くようになったらここに注意

きちんと上履きの形に足がフィットすれば良いですが、足の形は子どもによって違います。
幅が狭い子もいれば幅広の子もいます。
足の幅が上履きとフィットしないと、足の形が変わってくる可能性があります。
足に合わない靴を履いているとすり足になることもあり、足の力をつけることが大切になります。

学校にいる間は上履きを履くのは仕方がないので、学校の行き帰りや普段家で履くものは足に合ったものを選ぶようにします。
そして正しく履いた靴でよく歩き、スポーツをすることもおすすめします。
家では足の指の体操をするなどして足の形が変形してしまわないように心がけましょう。

足の指の体操は、足の指でじゃんけんをします。
グー、チョキ、パーを足の指で作ってみましょう。
親子でやってみると良いでしょう。

小さいときの足育はとても大切です。
親が気を配り、できるだけ家庭で足育のことを考えてあげるようにしましょう。
小学校の間は足に正しくフィットした靴でできるだけ歩かせたり、スポーツをさせることが足育になります。

成長してすぐに履けなくなるからと大きめの靴を買って履かせることがありますが、足育のためにはそれはあまり良くないことなのです。
足の形が変形すると、正しい歩き方ができなくなるので注意が必要です。

スマホがもたらすメリット・デメリット

スマホを見ている子どもは意外と多い

多くの人がスマホを持つようになり、一人一台の時代がやってきています。
スマホで色んな情報を調べることができますし、動画を見たりゲームをすることもできます。

最近では育児にもスマホを利用する人たちが増えてきています。
子どもに日常的に動画を見せたり、公共の場でぐずったりした時にスマホの動画を見せてなだめるようケースが多くなってきているのです。
子どもにスマホを見せるのはあまり良くないのではと思っているのですが、泣いたりわめいたりしている子どもを落ち着かせるために、ついついスマホを使ってしまうという人が意外と多いのが現実です。
子どもが小さいうちからスマホばかりを見るというのは、成長に何か影響があるのでしょうか。

スマホは「悪」ではない

電車の中やデパートなど、小さい子どもに静かにしていて欲しいようなところで突然子どもがぐずり出すと親は焦ります。
お腹が空いているわけでもなく、おむつが濡れているというわけでもない、なぜか機嫌が悪くてぐずると周囲の人の視線が気になり、親もパニックになりがちです。
そんな時にスマホのある動画やアプリを見せるというのは、悪いことではありません。

スマホに頼っても良いのです。
親は子育てを全てスマホにさせているのではなく、仕方なく使わざるを得ない状況なのです。

もちろん、一日中スマホを見せたままで親から何も子どもに話しかけないとなると問題ですが、スマホから得る情報で学ぶのも悪くありません。
知育アプリもありますし、子ども向けの英語の教材になるような動画もあります。
保育園や幼稚園では、パソコンを使って教育するところも増えてきています。
上手に使えばとても便利なものであるのは間違いありません。

スマホ育児のメリットとデメリット

スマホを育児に取り入れるメリットとデメリットについて知っておきましょう。
まずメリットですが、親(大人)が教えるのを忘れてしまいがちなことを教えてくれる点です。
例えば「知らない人について行ってはダメ」とか「赤信号では止まる」、「もし何かあったらどうやって助けを求めるか」というようなことは、常識的過ぎて教えていないことです。
こういったことを教えてくれる知育アプリがありますし、文字や数字、色などを楽しく教えてくれるアプリもあります。

いろんな語学でアプリを聞いていた子どもが、5カ国語話せるようになったという例もあります。
もちろん時間を決めるとか、番組は親子で決めるなどの工夫はしておく必要があります。

一方デメリットは、視力低下やスマホへの愛着障害になる可能性があることです。
他に「攻撃的になる」とか「話を落ち着いて聞けない」などの心配があります。
2歳以上は2時間まで、それ以下の年齢の子は1回15分以下、1日2~3回と決めておくと良いでしょう。

絵本の知育効果

絵本が子育てにもたらす効果

今はテレビやスマートフォン、パソコンなどでいつでも動画が観られるようになりました。
昔と比べると、子どもたちもいろんな映像に触れる機会が増えています。
しかし、子育てしていく上で、今でも絵本は必要であるという声があります。
絵本は子育てにどんな効果があるのでしょう。

テレビやスマートフォン、パソコンなどの情報は、子どもが受け身で楽しめる世界と言えます。
映像が流れているところにいれば勝手に情報を受け取っていることになります。
しかし絵本は子ども自身が受け身では楽しめない世界なのです。

子どもは、絵本を読むことで登場人物の気持ちを想像するようになります。
このことで登場人物の疑似体験をしているのです。
そして喜怒哀楽を感じ、心の変化がわかることで感情が豊かになります。
さらに想像力をアップさせ、感受性豊かで優しい人になるでしょう。

絵本はこうして選ぼう

子どもに絵本の読み聞かせをしてあげたいけれど、絵本の種類が多すぎてどれを選べば良いのかわからないという人は、まず自分が読んでみたいと思った本を選んでみましょう。
この絵本を選ぶのが正解ですというものではなく、楽しさを重視します。

この絵本は楽しかったのか、またイマイチだったのかは子どもが教えてくれます。
「この絵本、どうだった?」と子どもの表情を見たら表情でわかります。
たとえまだ話せない0歳児でも表情を見ればわかるようになります。

ある程度大きくなった子どもは気に入った絵本を何回も読んで欲しいと選んで持ってきます。
何度も読んだものであっても、子どもが望んでいるのなら読んであげるようにしましょう。
親がいくら良い絵本だと思っていたものでも、子どもが気に入らなかったら無理強いしないようにしましょう。
絵本の読み聞かせの時間は「子どもが楽しい時間」にすることが大切です。

絵本の読み方のコツ

子どもに絵本を読んであげるのは難しいと思っていませんか。
大げさに読む必要は全くなく、自分が心地良いと思えるように読むと良いです。
親も子どもと一緒に絵本を楽しむようにしましょう。

義務感だけで読んでいるとその感情を子どもは敏感に感じ取ります。
大人が楽しんでいると感じたら子どもも夢中になってくれるので、リラックスして読むようにしましょう。
また、読み聞かせの時間はこれに集中し、親もスマホを触らない、テレビも消すなどして絵本に集中します。

読み聞かせをする時は子どもの反応を見ながらします。
ゆっくりと、所々強弱をつけて読んであげると子どもも楽しんでくれます。
どんな絵本がおすすめなのか知りたい時は、図書館に行ってみるのも良いです。
司書の方に尋ねると絵本のことを教えてくれますし、読み聞かせの時間もあるので大いに参考になるでしょう。

知育にぴったりな折り紙

集中力が身につく折り紙あそび

公園などでの外遊びも良いけれど、コロナ禍のためできるだけ家で遊ぶようにしたいと考える親御さんも多いです。
家遊びはどうしてもワンパターンになりがちで、子どもも飽きてしまうことが多いのですが、日本に古くから伝わる折り紙あそびはいかがでしょう。

折り紙あそびは紙を折るとか並べる、ちぎる、そして丸めるなど、色んな遊び方があります。
このあそびは、手や指を動かすので脳が刺激され、脳の活性化につながります。
また、折り紙は指先を使うため集中しますから、これが集中力を養う良い教材とも言えるでしょう。

折り紙あそびで理解力を身につける

子どもが自主的に始めたのであれば親はそれを見守るだけで良いです。
折り紙あそびが初めての子どもには、お父さん、お母さんがお手本を見せてあげましょう。
親の手元を見て子どもはまず真似をします。
「こうしたらお父さん、お母さんのものと同じになるかなぁ」と考えながらやることで、物事を理解しようとする力を育てます。

親の真似をして一生懸命折っても違う形になってしまうこともあるでしょう。
そんな時、親は「なんでできないの?」とか「こんなこともできないの?」などと否定するようなことを言わないようにします。
違う形になっても良いのです。
これが子どもにとって良い経験になるのですから、「あれれ?ちょっと違うけど上手にできているよ」などと褒め、親子で楽しみながら遊びましょう。

子どもはお手本と同じように折るにはどうすれば良いかを考えるようになりますし、理解力、思考力が育まれます。
また、折り紙あそびは「三角にするにはどうすれば良いか?」とか「次はどんな形になるか?」というように、折った後の形を想像するようになったり、どのように折れば完成形になるかがわかるようになったりします。
このことから空間認識能力が発達することが期待できます。

できた!この喜びが自信をつける

折り紙あそびはまず簡単なものから始めましょう。
そして完成したら大いに褒めてあげます。
「パパやママより上手だね!」「ものすごく頑張って作っていたね」と褒められることで子どもは喜びを感じ、自信につながります。
「もっと作りたい!」「もっと難しいのを作ってみたい」といった意欲も出てくるでしょう。

しかしながら、小さな子どもにとっては簡単なものでも難しく感じるものです。
うまく折れなかったり一つのものを作るのに時間がかかったりしていると、つい手を貸したくなりますがここはグッと我慢です。
親はちょっとしたアドバイス程度にし、見守るようにしましょう。

諦めずにやり遂げることで、挑戦することや工夫することを覚えることになるのです。
子どもが楽しんで遊ぶことが大切です。

生活習慣作りも大切

子どもの発達段階ごとの特徴を知ろう

親は、子どもが生まれたら元気にすくすく育って欲しいと願うものです。
そして子どもが大きくなってくるにつれて、知育のことも気になります。
知育というと知育玩具などを買って、それを与えれば良いだろうと考えがちですが、いきなり知育玩具を与えるよりも、子どもの発達段階ごとの特徴を知り、それに合った生活習慣作りをしていくことが大切です。

乳児の頃は急激な環境の変化(お義母さんのお腹から生まれてきた世界)に一生懸命対応しようとし、著しい心身の発達がみられます。
視覚や聴覚、嗅覚はとても敏感で、泣いたり笑ったり表情をコロコロ変えたり、喃語(あーうー、ばぶばぶなど)で自分の欲求を表わします。
そして周囲の大人たちとの継続的な関わりによって愛着が深まり、情緒が安定します。

この頃はスキンシップが大事と言われ、このことが子どもの信頼感へとつながります。
幼児期になると自分の足で歩くことができるので行動範囲が広くなり、身近な人、物、自然などと関わりが深まります。
興味や関心の対象が広がり、社会性も身についてくるでしょう。

そして食事やトイレ、睡眠といった基本的な生活習慣を身につけます。
子ども同士でも遊ぶようになり、想像力を育み、相手の気持ちになって考えてみたり、時々葛藤を覚えたりしながら社会性を身につけていくようになります。

子どもの年齢ごとの生活習慣作り

赤ちゃんが生まれた時からすぐに行いたいのが、五感の刺激と言葉がけ、そして暮らしの中にあるオノマトペを意識することです。
おむつを替える時にベビーマッサージを行うとか、お世話をする時には必ず「おむつ替えようか」とか「ミルク飲もうね」「お風呂、気持ちいいね」といった声を掛けるように心がけます。

外に行けば「風が強いね」とか「信号」や「きれいな花」など、子どもに見えるものや聞こえるものを実況しながら歩きます。
朝目覚めれば「おはよう」、寝る時は「おやすみ」、ごはんの時は「いただきます」「ごちそうさま」と声掛けすると、1歳になる前くらいにそれらしい喃語を話すようになります。

そして赤ちゃんから幼児期への生活習慣作りのポイントは、子どもの興味のあるものや何がしたいのか、何が嫌なのかをよく観察してあげることです。
子どもが何に興味があるかがわかったら、子どもの気持ちに寄り添い、説明をしてあげると共に子どもが自分でできるようにフォローしてあげましょう。
最初はフォローしていても、すぐにできるようになります。
できたらたくさんほめてあげることが大切です。

そして食育も大切です。
最初は手づかみ食べ、スプーン、フォーク、箸へとステップアップしていきましょう。
成長と共に社会性が身につくよう、子どもの気持ちに寄り添いながらルールを教えていくようにしましょう。

知育の必要性とは

知育で地頭が良くなる

知育とは、子どもの発達に効果的な活動によって子供が持っている最大限を十分に引き出し、バランスの良い脳を育てることです。
実はこれ、知識の量や偏差値よりも大切だと、近年注目を浴びているんですよ。

実際に、近年企業や社会が新社会人に求めている能力は、資格や学力ではなく、社会で活躍していくためのコミュニケーション能力や頭の回転の速さ、論理的な考え方や判断力といった、いわゆる地頭の良さなんです。
詰め込み教育やゆとり教育を見直し、「生きる力を育む」という2012年から実施されている新学習指導要領にも、この社会の移り変わりが現れています。

つまり、今大切なのは知識や技術だけではなく、表現力・思考力・判断力などを伸ばすことに重点を置きバランス感覚やコミュニケーション能力の高さなど人間としての発達を促す教育方法です。

IQが大幅に伸びるのは人生でたった一度きり

幼児期に脳に良い刺激を与えることで、頭の中の伝達細胞シナプス、つまり伝達回路が増えるため脳の発達が良くなるということはよく知られています。
しかし実はこのシナプス、集中的に増えるのは人生でたった一度だけなんです。

つまり、後にどんなに刺激を与えても、訓練を重ねても、このシナプスが増える時期を取り戻すことはできません。
人間の脳は、異なる能力を学習するためにふさわしい時期がプログラミングされているので、そのタイミングを逃してしまうと、どんなに頑張っても限界があります。

私達が日常的に使っているIQという言葉は、知能指数を指します。
知能指数は、決して勉強が得意かどうかに依存しません。
IQを高めるということは、記憶力や考える力にも影響があります。

また、それに比例して思いやりや自立心などの感性、いわゆるEQの数値も高まるということが研究によって明らかになっているんです。
IQは頭の良さを表す数字だと思いがちですが、実は子供の社会性や人格にも大きく影響を与えていくんです。

それで、年齢が低い時期に知育をスタートすることがオススメされています。

知育が子どもの将来に与える影響

知育が子どもの将来に与える影響は、計り知れません。
幼児期の教育環境は、将来的に学習意欲にも大きく影響します。

体の五感を通して様々な刺激を受けながら成長した子供達はバランスよく五感を発達させることができるので、学習意欲のある子どもに成長し、優れた人間関係を形成しやすくなります。
一方、成長過程で十分な刺激を五感に受けなかった子は集中力がなく、頑張っても結果が出ない、単純な問題は解けるが応用問題になると頭が混乱してしまい、勉強を楽しいと感じられなくなります。

結果として、学習意欲がどんどん下がってしまうのです。
色々なアイディアがわく想像力や柔軟性が豊かな子、集中力の高い子に育てたいなら、できるだけ早い時期に知育を始めましょう。