後追いとはどんな行動?
赤ちゃんは、生後9か月ぐらいになってハイハイしたり歩けるようになると、親がどこに行ってもついてくる「後追い」という行動をすることが増えます。
これは赤ちゃんの成長過程において異常なことでも不思議なことでもなく、どんな子でも多かれ少なかれ後追いをすることが多いです。
目に入れてもいたくないほど可愛いわが子でも、トイレの中までついてこようとするのでは、親は疲れてしまうかもしれません。
たまには一人でホッとできる瞬間が欲しいと思う人もいるでしょう。
後追いの行動は、お母さんの後をどこでもついてくるだけでなく、お母さんの姿が見えなくなると不安で泣いたり情緒が安定しない様子となってしまいます。
その子によって後追いの度合いは大きく異なり、ひどくなると親がストレスを抱えてしまうケースもあります。
後追いが始まる時期はいつぐらい?
後追いが始まる時期は、赤ちゃんが一人で移動できる月齢ぐらいからスタートすることが多いです。
ハイハイをする月齢や歩けるようになる月齢はその子によって異なりますが、他人の顔を認識できて人見知りが始まる時期になると後追いも始まる傾向があります。
後追いは、パパとママ以外の人に対して人見知りをするケースもあれば、たまに見る友人などは大丈夫などその子によって異なります。
中には、ママに対してだけ後追いをして、パパに対しても人見知りしてしまう子もいます。
実際に後追いが始めるのは、赤ちゃんがハイハイなど自身で移動できるようになってからです。
しかしそれよりも前に、人見知りの症状が出ることは多いです。
例えば、パパとママ以外の人に抱っこされると大泣きするとか、赤ちゃんから見えない場所に親が言ってしまうと大泣きするなど、親がそばにいない事や、他人がそばにいることに対して不安を感じる症状は生後4か月ぐらいから始まります。
後追いは赤ちゃんが健康に成長しているしるし
赤ちゃんの後追いは、度合いがひどくなると親にとって大きなストレスになってしまうことが少なくありません。
キッチンで食事の準備をする際にもおんぶをしていなければ大泣きする子がいたり、ママ以外の誰にも抱っこさせない赤ちゃんもいます。
しかしそうした行動もまた、赤ちゃんの成長過程においては必要なプロセスです。
子供の成長とともに後追いも自然と消滅することが多いですし、一生続くわけではありません。
そのため、あまり心配せずに穏やかに対応したいものです。
赤ちゃんが後追いをする時期には、親の行動が家の中でも外でも制限されてしまうことが多いものです。
そんな時には、無理にアレもコレも片づけようと頑張らずにできる範囲でできることをするというスタンスでも良いかもしれません。