知育にぴったりな折り紙

集中力が身につく折り紙あそび

公園などでの外遊びも良いけれど、コロナ禍のためできるだけ家で遊ぶようにしたいと考える親御さんも多いです。
家遊びはどうしてもワンパターンになりがちで、子どもも飽きてしまうことが多いのですが、日本に古くから伝わる折り紙あそびはいかがでしょう。

折り紙あそびは紙を折るとか並べる、ちぎる、そして丸めるなど、色んな遊び方があります。
このあそびは、手や指を動かすので脳が刺激され、脳の活性化につながります。
また、折り紙は指先を使うため集中しますから、これが集中力を養う良い教材とも言えるでしょう。

折り紙あそびで理解力を身につける

子どもが自主的に始めたのであれば親はそれを見守るだけで良いです。
折り紙あそびが初めての子どもには、お父さん、お母さんがお手本を見せてあげましょう。
親の手元を見て子どもはまず真似をします。
「こうしたらお父さん、お母さんのものと同じになるかなぁ」と考えながらやることで、物事を理解しようとする力を育てます。

親の真似をして一生懸命折っても違う形になってしまうこともあるでしょう。
そんな時、親は「なんでできないの?」とか「こんなこともできないの?」などと否定するようなことを言わないようにします。
違う形になっても良いのです。
これが子どもにとって良い経験になるのですから、「あれれ?ちょっと違うけど上手にできているよ」などと褒め、親子で楽しみながら遊びましょう。

子どもはお手本と同じように折るにはどうすれば良いかを考えるようになりますし、理解力、思考力が育まれます。
また、折り紙あそびは「三角にするにはどうすれば良いか?」とか「次はどんな形になるか?」というように、折った後の形を想像するようになったり、どのように折れば完成形になるかがわかるようになったりします。
このことから空間認識能力が発達することが期待できます。

できた!この喜びが自信をつける

折り紙あそびはまず簡単なものから始めましょう。
そして完成したら大いに褒めてあげます。
「パパやママより上手だね!」「ものすごく頑張って作っていたね」と褒められることで子どもは喜びを感じ、自信につながります。
「もっと作りたい!」「もっと難しいのを作ってみたい」といった意欲も出てくるでしょう。

しかしながら、小さな子どもにとっては簡単なものでも難しく感じるものです。
うまく折れなかったり一つのものを作るのに時間がかかったりしていると、つい手を貸したくなりますがここはグッと我慢です。
親はちょっとしたアドバイス程度にし、見守るようにしましょう。

諦めずにやり遂げることで、挑戦することや工夫することを覚えることになるのです。
子どもが楽しんで遊ぶことが大切です。