知育の必要性とは

知育で地頭が良くなる

知育とは、子どもの発達に効果的な活動によって子供が持っている最大限を十分に引き出し、バランスの良い脳を育てることです。
実はこれ、知識の量や偏差値よりも大切だと、近年注目を浴びているんですよ。

実際に、近年企業や社会が新社会人に求めている能力は、資格や学力ではなく、社会で活躍していくためのコミュニケーション能力や頭の回転の速さ、論理的な考え方や判断力といった、いわゆる地頭の良さなんです。
詰め込み教育やゆとり教育を見直し、「生きる力を育む」という2012年から実施されている新学習指導要領にも、この社会の移り変わりが現れています。

つまり、今大切なのは知識や技術だけではなく、表現力・思考力・判断力などを伸ばすことに重点を置きバランス感覚やコミュニケーション能力の高さなど人間としての発達を促す教育方法です。

IQが大幅に伸びるのは人生でたった一度きり

幼児期に脳に良い刺激を与えることで、頭の中の伝達細胞シナプス、つまり伝達回路が増えるため脳の発達が良くなるということはよく知られています。
しかし実はこのシナプス、集中的に増えるのは人生でたった一度だけなんです。

つまり、後にどんなに刺激を与えても、訓練を重ねても、このシナプスが増える時期を取り戻すことはできません。
人間の脳は、異なる能力を学習するためにふさわしい時期がプログラミングされているので、そのタイミングを逃してしまうと、どんなに頑張っても限界があります。

私達が日常的に使っているIQという言葉は、知能指数を指します。
知能指数は、決して勉強が得意かどうかに依存しません。
IQを高めるということは、記憶力や考える力にも影響があります。

また、それに比例して思いやりや自立心などの感性、いわゆるEQの数値も高まるということが研究によって明らかになっているんです。
IQは頭の良さを表す数字だと思いがちですが、実は子供の社会性や人格にも大きく影響を与えていくんです。

それで、年齢が低い時期に知育をスタートすることがオススメされています。

知育が子どもの将来に与える影響

知育が子どもの将来に与える影響は、計り知れません。
幼児期の教育環境は、将来的に学習意欲にも大きく影響します。

体の五感を通して様々な刺激を受けながら成長した子供達はバランスよく五感を発達させることができるので、学習意欲のある子どもに成長し、優れた人間関係を形成しやすくなります。
一方、成長過程で十分な刺激を五感に受けなかった子は集中力がなく、頑張っても結果が出ない、単純な問題は解けるが応用問題になると頭が混乱してしまい、勉強を楽しいと感じられなくなります。

結果として、学習意欲がどんどん下がってしまうのです。
色々なアイディアがわく想像力や柔軟性が豊かな子、集中力の高い子に育てたいなら、できるだけ早い時期に知育を始めましょう。