口答えは承認欲求の証
子供は2歳から3歳ぐらいになると、自我も芽生えてきて、成長とともに承認欲求も強くなってきます。
これぐらいの年齢になると、親の言うことも聞かず、反抗することも多くなりますが、これも自分の存在を認めて欲しいと思うための行動なのです。
・母親「歯磨きしなさい!」
・子供「僕は警察官になるからいいの!」
たとえばこのような時に母親が叱っても、子供は意味不明な口答えをすることもあります。
母親からすれば、歯磨きしているのに何を言っているんだろう?と不思議に思うかもしれません。
しかし子供にとっては、大人になったら警察官になると言っているに、ママは何を言っているだろう?と思います。
子供は、どんな時であろうと、行動と違う事でも、その事で頭の中はいっぱいなのです。
そのために、まずは子供の気持ちを受け止めて、立派な警察官になるだろうね、などとまずは話をあわせてください。
そうして今は歯磨きをしようね、などと促してあげると、子供も自分のことを認められたと実感し、素直に歯磨きをします。
冷静になれないときは抱きしめる
どのような場面でも子供がいうことを聞かないと、ついつい言葉が荒くなり、子供の話を聞くことが出来ず、イライラするようなこともあります。
これは子供相手に限らず人間関係だと、よくあることでしょう。
親が子供を怒鳴っても、子供には恐怖心が残るだけであり、行動を改善はしません。
とりあえずイライラして怒鳴ってしまったら、まずは子供を抱きしめて、ふぅっと一呼吸ついてみましょう。
抱きしめるという行為は、絆を強める効果があり、親にも子供にも落ち着きを与えます。
冷静になれば、子供も親の言うことを聞いてくれます。
気をつけないといけないのは、親が怒鳴ったときに、落ち着くとなんで感情的になってしまったんだろうと、親が落ち込むことです。
ここでとってはいけない行動が、親が謝ることです。
親が謝ると子供は叱られた内容が間違っていたのではないかと、混乱します。
子供に謝るのではなく、何故大きな声で叱ったかわかる?というように子供に聞き、内容がわかっていればありがとうと、わかっていなければ内容を説明しましょう。
どうしても親としては、子供が言うことを聞かずに好き勝ってを繰り返していると、自然とイライラも募り怒鳴るようになってしまいます。
怒鳴れば怒鳴るほど子供も怯えるだけであり、親の言うことは聞いてくれません。
そうするとさらに親は子供がいうことを聞かないので、悪循環になってしまいます。
まずは子供との対話をするように心がけ、叱った後の罪悪感があるなら、一度時間を取り落ち着くようにしましょう。
くれぐれも感情にまかせて動くのは得策ではありません。