親が子供を思い通りにしようとする
最近では毒親という言葉もあり、干渉しすぎたり逆に放置しすぎたりする、子供に極端に接する親の事を言います。
確かに親にとって子供はとてもかわいいものであり、一挙手一頭足が気になるのも事実です。
また親は子供のしつけをしないとならず、叱ったり文句を言ったりもするべき存在です。
しかし間違ってならないのは、子供は親のペットでも所有物でもなく、あくまで人間だということです。
親の理想通りにするために、親の認めた趣味や人間関係など、すべてを思い通りのコントロールしようとするのは、もはや子供を車やペットと同じと見ていることになります。
なかには、あんたのために、こうしろと言ったのに、などという親もいますが、極端になるとそれは親の理想通りに子供が動かないからになります。
こうなってしまうと、子供はどんどん親からは離れていき、親の思うこととは反対のことばかりしてしまいます。
なかにはグレてしまったりする場合もあり、どんどん良くない方に行くばかりです。
毒親にならないために親が心がけること
1、子供の選択肢を制限する言葉は使わない
子供も失敗して経験を積み、成功するようになっていきます。
失敗したときはけなすのではなく、何故失敗したかを子供に考えさせましょう。
また何かを行なうときは、これをするなどと、行動を制限する言葉を使うべきではありません。
2、子供も一人の人間である
親にとっては何歳になっても子供は子供のままですが、やがて子供自身は成長し親の手を離れていきます。
人形やロボットではないので、自分の意思があり、自分の考えもあります。
親の理想や考えを押しつけるのは良くなく、子供の気持ちや考えを尊重すべきです。
3、親が干渉しすぎない
親にとって子供がすべてであり、宝物であるというのは当然ですが、子供のすべてを把握したいとなると、毒親へまっしぐらになります。
子供がしたいと思うことはある程度自由にさせるべきであり、親は必要以上に干渉すべきではありません。
たとえば子供が誰か異性の人と食事に行ったり、学校のイベントに行くにも、誰と行ったのか何をしたのかなどと根掘り葉掘り聞いては、子供もうんざんり、親から離れたいと思うのです。
これがあまりにも親の干渉が激しくなり頻繁になると、子供はそのうち親と口をきかなくなり、親と接しようともしなくなります。
このようなことを親は心がけるべきであり、ほんの少しの心がけで、子供とも良い関係を築けます。
特に注意すべきは、子供のことを○○ちゃんや○○君と呼ぶような親です。
このような親はすでに子供のことをペットと同類と、無意識に見ていますので、まずはそこから心がけを変えるべきであり、対応方法も変えるべきです。